美学・美術史 |
美学 キャロリン・コースマイヤー/著 長野順子+石田美紀+伊藤政志/訳
イメージの修辞学 西村清和/著
セザンヌのエチュード ジャン=クロード・レーベンシュテイン/著 浅野春男/訳
写真とプロパガンダ ミランカ・トーディチ/著 荒島浩雅/訳
〈プリミティヴィスム〉と〈プリミティヴィズム〉 大久保恭子/著
市場のための紙上美術館 陳岡めぐみ/著
ヴェネツィアのパトロネージ ローナ・ゴッフェン/著 石井元章/監訳 木村太郎/訳
幻視絵画の詩学 ヴィクトル・I・ストイキツァ/著 松井美智子/訳
ローマ美術研究序説 オットー・ブレンデル/著 辻成史/監訳 川上幸子+中村るい/訳
ヴァラッロのサクロ・モンテ 大野陽子/著
ポール・セザンヌ 《サント・ヴィクトワール山》 ゴットフリート・ベーム/著 岩城見一+實渊洋次/訳
潜在的イメージ ダリオ・ガンボーニ/著
フランス近代美術史の現在 永井隆則/編
C. D.フリードリヒ 仲間裕子/著
旅を糧とする芸術家 小佐野重利/編著
ドイツ・ロマン派風景画論 神林恒道+仲間裕子/編訳
ペーテル・パウル・ルーベンス 中村俊春/著
ラオコーン サルヴァトーレ・セッティス/著
アヴァンギャルド宣言 井口壽乃、 圀府寺司/編
美術カタログ論 島本浣/著
修復の理論 チェーザレ・ブランディ/著 小佐野重利/監訳 池上英洋+大竹秀実/訳
アカデミーとフランス近代絵画 アルバート・ボイム /著 森雅彦+阿部成樹+荒木康子 /訳
女を描く クリスタ・グレシンジャー/著 元木幸一+青野純子/訳
レンブラントのコレクション 尾崎 彰宏/著
ティツィアーノ《ピエトロ・アレティーノ肖像》 フランチェスコ・モッツェッティ/著 越川倫明+松下真記/訳
イタリア・ルネサンス美術の水脈 塚本 博/著
西村清和/著 こ とばとイメージの連関の仕組を総括する。 「読むこと」そして「見ること」で得られるイメージの相違と連関についての議論は古代より続き、いまも多彩な主張が乱立している。それらを精査し、「読書とイメージ」「視覚的隠喩」「小説の映画化」「〈物語る絵〉のナラトロジー」「小説と挿絵」の五つの視点から、ことばと形象の交叉がもたらす経験とその歴史的変遷を、多くの実例をひきながら問いなおす。 2009年11月15日/A5判/544ページ/ISBN978-4-88303-254-9 |
|
ジャン=クロード・レーベンシュテイン/著 浅野春男/訳 究極の不可解を生きた画家に肉迫する5つのエッセイ。鋭敏な眼力と精緻きわまる文献学の総合で他の追随をゆるさない美術史家レーベンシュテイン、待望の初邦訳。 2009年9月30日/A5変形判上製/184ページ+口絵4ページ/ISBN978-4-88303-253-2 |
|
ミランカ・トーディチ/著 第二次大戦後のユーゴスラヴィア、チトー政権下、「あたらしい人間」の形成をめざす、ユートピア性を帯びた社会主義思想をプロパガンダするために生み出された大量の写真から、そのレトリックを抽出する。附論/井口壽乃。 2009年7月25日/B5変形判上製/192ページ/ISBN978-4-88303-249-5 |
|
大久保恭子/著 アフリカやオセアニアの非西欧の造形物は西洋文化圏においてどのように言説化/視覚化されたのか? マチスやゴーガンら“発見者”であるフランスと、それを受容し、自国のアイデンティティ確立に組み込んだアメリカ。相互の概念のずれを鋭く指摘するなかで、〈プリミティヴィスム〉あるいは〈プリミティヴィズム〉をめぐる言説が、20世紀の美術史の中でいかに形成され、どのような意味を担ってきたかを問う。 2009年7月15日/A5判上製/254ページ/ISBN978-4-88303-248-8 →『日本経済新聞』(2009年9月20日)書評掲載 |
|
陳岡めぐみ/著 19世紀後半、創刊相次ぐ美術雑誌や競売カタログの紙上を飾ったエッチングによる複製版画は、当時の絵画趣味にも叶い、制作もスピーディー、版画としての価値もあるとしてもてはやされた。だがその背後には、「複製エッチング」を戦略的に利用することで作品の価値を相互に保証しあう、画商・批評家・コレクターたちの思惑が隠されていた――。 2009年6月1日/A5判上製/400ページ/ISBN978-4-88303-244-0 |
|
ローナ・ゴッフェン/著 石井元章/監訳 木村太郎/訳 フランチェスコ修道会の教会サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂はヴェネツィアという特異な地における宗教、政治、美術の独特な関係性を具現している。有力貴族ペーザロ家の華々しいパトロネージによってこの聖堂に掲げられたベッリーニ、ティツィアーノの不朽の祭壇画や、彫刻装飾。彼らはこうした美術作品の寄進によって何をなしえると信じたのか? 宗教史、社会史、美術史の手法を綿密によりあわせることでルネサンス期のヴェネツィアがあざやかに蘇る。 2009年3月31日/A5判上製/366ページ/ISBN978-4-88303-241-9 |
|
ヴィクトル・I・ストイキツァ/著 〈表象不可能なもの〉を描く 2009年2月5日/四六判上製/350頁/ISBN978-4-88303-237-2 |
|
オットー・ブレンデル/著 美術史学のダイナミズムを解き明かす ローマ美術はながく、ギリシア美術の衰退の一段階と見なされてきた。19世紀、美術史家はローマ美術の独自性を定義するという難題に挑み始め、研究の進展は近代的学問としての美術史学の形成に重なる。著者ブレンデルはリーグル、ヴィックホフに始まる諸説を厳密に検討し、ローマ美術の根本問題に迫っていく。その取り組みは、美術史学の方法と理念自体に我々を対峙させることになるだろう。 2008年7月30日/A5変形判上製/264頁/ISBN978-4-88303-215-0 |
|
大野 陽子/著 「これなるはヴァラッレの山の上の信仰の神秘である」 北イタリア・ヴァラッロのサクロ・モンテは、15世紀にエルサレム巡礼の代替となるカトリックの「新しい聖地」として造営が開始された。山上に建設された45ほどの礼拝堂には等身大像と壁画によりキリストの受難の場面が再現され、巡礼は黙想しながらそれらを辿る。しかし、エルサレムの再現を目指した当初の計画は、16世紀、宗教改革に対抗するべく「予型論」をもとにした新たなプログラムが導入され、変革が図られていく。 2008年2月29日/A5判上製/606頁+口絵24頁/ISBN978-4-88303-222-8 |
|
|
ゴットフリート・ベーム/著 岩城見一+實渊洋次/訳 セザンヌが獲得した〈画像言語〉が「見ることに徹底すること」であると理解したとき、 セザンヌの芸術は、ひょっとすると20世紀絵画にとっての最も重要な基点を表しているかもしれない。セザンヌは、伝統に属す最後の画家であると同時に、キュビストから現在にいたる画家たちの模範ともなっている。 2007年12月15日/四六判上製/216ページ/ ISBN4-88303-216-7 → 『美学』233号(2008年冬)「論文・新刊紹介」/評者:永井隆則氏 |
|
|
ダリオ・ガンボーニ/著 藤原貞朗/訳 芸術家が意図した以上のものを観る者が読み取り、解釈を行うことは 芸術家が意図した以上のものを観る者が読み取り、解釈を行うことは逸脱的な過剰解釈であろうか? 歪んだ解釈を否定するだけでは問題は解決しない。疑念から生じた数々の解釈の是非を選別する術を手に入れねばならない。そのためには、作品の生成プロセス、コンテクスト、作品受容の研究によって、作者と作品と観る者の間主観的な対峙を試金石とし、作品が惹起した「疑念」のありかを突き止めねばならない。主観的な解釈へと駆り立てた疑惑を否定することなく、危険な解釈を賭けとし、大胆かつ慎重な証明手続きによって、「見る」ことの権利を獲得せねばならない。 2007年9月25日/A5判上製/688ページ/ ISBN4-88303-198-6 |
|
フランス近代美術史の現在 永井隆則/編 気鋭の研究者8人が提示する最新の芸術家像 印象派をはじめとして、一般にも関心の高いフランス近代美術。一方、研究の場では芸術家の個別研究を越え、その歴史的、今日的意義を旧来の研究手法自体を批判しつつ再考する段階に来ている。気鋭のフランス近代美術研究者である執筆陣8人が示す、知的刺激に満ちた最先端研究。 2007年8月24日/A5判上製/326ページ/ISBN978-4-88303-204-4 → 紀伊國屋「書評空間」(08年4月11日)/評者:高山宏の「読んで生き、書いて死ぬ。」 → 『IMAGE & GENDER』 Vol. 8(2008年3月)書評/評者:鈴木杜幾子氏 |
|
C. D.フリードリヒ 仲間裕子/著 彼のまなざしを透過し、緻密に構成された「風景」は近代の世界像となる ドイツ・ロマン主義を代表する画家、C.D.フリードリヒ(1774-1840)。 彼の特異な風景画は、これまで神秘性、宗教性、内面性という言葉で理解されてきた。だがそこには20世紀美術を先取りする視覚体験の実験、そして危機の時代におけるアンガージュマンが内在していた――。 2007年3月28日/A5判上製/298頁/ISBN978-4-88303-188-7 |
|
|
小佐野重利/編著 芸術家の移動をめぐる、かつてない論集 古くより芸術家は活躍の場を求め、また研鑽を目的に、他国へと旅立った。美術の発展にとって彼らの移動はまちがいなく重要な役割を果したが、それが形象や図版の伝播の根拠として安易に語られてきた面も否めない。その反省の上に立つ時、美術の発展を描く歴史地図に「芸術家の旅」をいかに具体的に書き入れることができるだろうか? 2006年12月20日/A5判上製/336ページ/ISBN4-88303-170-5 |
|
|
神林恒道+仲間裕子/編訳 ロマン主義的心情とその芸術観を読み解く ドイツ・ロマン派の絵画論の綱領的著述と見なされてきたC・G・カールス「風景画に関する九通の書簡」をはじめ、ルンゲ「芸術と芸術家の使命について(遺稿集から)」、フリードリヒ「芸術と芸術精神について」ほかの翻訳と解説。 2006年11月25日/A5判上製/258ページ/ISBN4-88303-176-4 |
![]() イメージを拡大 |
|
中村俊春/著 戦争の時代を生きた画家が 大工房を構えた宮廷画家であり、外交の場でも活躍したルーベンスは、破格の栄達を極めた17世紀絵画の巨匠である。一方、その世俗的成功は、彼を精神性を欠く通俗的画家と見なす要因にもなった。だが彼は本当に芸術の深みに到達しえなかったのか? その真の姿に画業と政治活動両面から迫る。 2006年8月25日/A5判上製/452ページ、カラー口絵4ページ/ISBN4-88303-179-9 |
![]() イメージを拡大 |
|
サルヴァトーレ・セッティス/著 発見から500年、この著名な古代彫刻をめぐり続けられてきた論争が、ここに決着する。 「1506年の発見以来、死に瀕する人の苦痛をみごとに表現した古代の激情〈パトス〉の定型として熱烈な学問的な関心を集めてきた、ヴァチカンの有名な大理石彫刻《ラオコーン》。これに言及した唯一の古代文献、大プリニウス『博物誌』の記述との齟齬から、この彫刻をプリニウスの記述する彫刻とは別ものとする見解や、彫刻に特異な政治的なメッセージの衣を纏わせて、ロマンやスリルを好む読者の感興ばかりをそそる、今はやりの解釈などが出されてきた。 2006年8月25日/A5判上製/388ページ、カラー口絵16ページ/ISBN4-88303-155-1 |
|
|
井口壽乃、 圀府寺司/編 第一次大戦後〜1920年代、中東欧で燃え上がったアヴァンギャルド芸術運動におけるマニフェストを集成する初の試み 第一次大戦後、芸術による社会変革をめざした中東欧の芸術家達は、民族・国境を越えたアヴァンギャルド芸術運動を繰り広げ、各理念を表明する雑誌を公刊した。長い間ベールに包まれてきたそれらマニフェストを集め、交流関係を繙くことにより、ここに初めてその全体像を浮き彫りにする。 → 『美術手帖』2005年11月号(p.224)書評掲載 2005年9月5日/A5判上製/304ページ/ ISBN4-88303-161-6 |
|
|
島本浣/著 美術カタログの歴史と理論に初めて挑んだ野心的労作! 17世紀の誕生期から20世紀初頭までのフランスにおける美術カタログを探査しながら、美術の記録とその表象を解析する。 → 読売新聞(2005年10月16日)書評掲載/評者・三浦篤氏 → 産経新聞(2005年10月3日)書評掲載/評者・藤原貞朗氏 → 日本経済新聞新聞(2005年9月18日)書評掲載/評者・栗田秀法氏 → 日本経済新聞(2005年9月4日)読書欄「今を読み解く 〜岐路に立つ公立ミュージアム」(木下直之氏)にて紹介 2005年7月30日/A5判上製/452ページ/ ISBN4-88303-160-8 |
![]() イメージを拡大 |
|
チェーザレ・ブランディ/著 修復の倫理哲学 修復家とは、「臨床医のように目はしが利き 外科医のように慎重で腕のたつ」(C.ブランディ)者である。 ブランディにとって、より本来的な意味での修復の目的は作品を原初の様相に戻すことではなく、原初の様相のうちで残っているものやそれが時の経過する中で蒙った変更に最大限の読み取りやすさと享受しやすさを取り戻させることであるから、[……]修復家は、職人でも芸術家でもなく常に歴史分野の専門の助けを仰ぎ指導を受けながら、このように複雑な職務をもっとも適切な形で完遂できるように「手わざの知恵」をそなえた教養ある「技術者」でなくてはならない[……]。 (G.バジーレ、序文より) 本書は修復の科学技術や技法を説くものではない。芸術作品や文化財の保存・修復が実行される以前、あらかじめ省察を必要とする理念を問題とする。 → 「美術の窓」2005年10月号(p.198)書評掲載 → 毎日新聞書評(2005年9月12日)/評者・ 富山太佳夫氏 2005年6月30日/A5判並製/288ページ/ISBN4-88303-159-4 |
![]() イメージを拡大 |
|
アルバート・ボイム /著 共犯としての前衛/アカデミスム アカデミーへの反抗をとおして聖化される前衛=印象派というイデオロギー。誰もが疑わなかった二項対立の「物語」に終焉を宣告する、いまや古典となった問題作、本邦初訳。 読売新聞 5月30日書評欄(評者・三浦篤氏) →読売新聞 掲載ページ 図書新聞 6月18日書評欄(評者・山本光久氏) 2005年3月25日 /A5判上製/488ページ/ ISBN4-88303-150-0 |
|
女を描く ヨーロッパ中世末期からルネサンスの美術に見る女のイメージ クリスタ・グレシンジャー/著 魔女か、聖女か、はたまたがみがみ女房か……女はどう描かれた? 「女嫌い」の思想は世界と同じくらい古い。女への辛辣な見方は、写本や版画など周辺の美術の中に繰り返し表されることによって浸透し、やがて女のイメージを固定していった。一方、聖母マリアを代表とする「良い女」の類型は、宗教改革により聖女信仰が消え去った地域などではある変化を生じていく。 2004年11月25日/四六判上製/304ページ/ISBN 4-88303-138-1 |
|
|
尾崎彰宏/著 「人間が蒐集するのは 2004年4月25日/A5判上製/302ページ/ISBN4-88303-135-7 |
|
|
フランチェスコ・モッツェッティ/著 越川倫明+松下真記/訳 「王侯君主の鞭」を自認し、文筆を武器に権力者とわたりあったアレティーノ。彼が友人ティツィアーノに描かせた自らの肖像画は、メディチ家当主コジモ・デ・メディチ一世に接近し懐柔するための贈答品だった。結局この計画を破綻させたメディチ家執事の画策を、綿密な史料調査によりスリリングにたどる。 巻末にカラー折り込み図版収録。 四六判上製/112頁/ISBN4-88303-080-6 |
|
|
塚本 博/著 母の慈愛を受け、その膝で眠る幼児キリストの姿に、未来の「死」の予兆がなぜ読みとられるのか? 描かれた「死」の豊穣なる展開にイタリア・ルネサンス美術に潜む美の水脈を読み解く。 四六判並製/161頁/ISBN 4-88303-019-9 |
|