著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

吉田紀子
よしだ・のりこ

学習院大学文学部教授。東京都出身。学習院大学、同大学院で学び、2003年パリ第10大学にて美術史学博士号取得。中央大学准教授・教授を経て、2018年より現職。専門は西洋近代美術史・デザイン史。主著として、 Regards de critiques d'art. Autour de Roger Marx (1859-1913) (共著、 PUR, INHA, 2009 年)、 La Belle Epoque de Jules Cheret. De l'affiche au decor (共著、 Les Arts Decoratifs, BNF, 2010年)、セゴレーヌ・ルメン『スーラとシェレ ― 画家、サーカス、ポスター』(訳・解説、三元社、2013年)、『西洋近代の都市と芸術3 パリU― 近代の相克』(共著、竹林舎、2015年)。 (2022年2月現在)

 

吉田紀子の書籍一覧]

ポスター芸術論

十九〜二〇世紀フランスの広告、絵画、ポピュラー・イメージ

[著]吉田紀子

シェレ、ロートレック、ミュシャ、……
街に氾濫する大型の広告ポスター。大量に流通し始めたポピュラー・イメージの衝撃に画家やデザイナーはいかに対峙し、美術批評家、文化政策、産業界はどう関わったのか。フランス美術史への新しい視点。

[書評・紹介]
『月刊アートコレクターズ』2022年5月号、著者インタビュー
『図書新聞』2022年7月9日号、評者:堀じゅん子氏
《週刊読書人》2022年7月22日、「2022年上半期の収穫から」、評者:荻野哉氏

定価=本体 3,800円+税
2022年2月25日/A5判上製/306頁/ISBN978-4-88303-544-1

スーラとシェレ

画家、サーカス、ポスター

[著者] セゴレーヌ・ルメン
[訳・解説] 吉田紀子

厳密な色彩理論による点描絵画で新印象派を牽引したジョルジュ・スーラ。世紀末パリの大衆文化に輝きを添えたポスターの巨匠ジュール・シェレ。イメージ文化の花咲く同時代を生きた異分野の芸術家ふたりの美学的相関をスーラの未完の傑作《サーカス》を軸に考察する。

定価=本体 2,800円+税
2013年7月31日A5判上製/カラー口絵8頁+248頁/ISBN978-4-88303-328-7

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