著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ジョン・V・マシュイカ
John V. Maciuika

ニューヨーク市立大学バルーク校教授(美術・建築史)。専門は、近代建築・デザイン史。カリフォルニア州立大学バークレー校にて、Hermann Muthesius and the Reform of German Architecture, Arts, and Crafts, 1890-1914で、博士号取得。 ヴァージニア建築大学・建築史准教授を経て現職。現在、ニューヨーク市立大学バルーク校ならびに同校大学院センターで美術・建築・都市計画・装飾芸術史を教える。“The Eternal Palace: Transformations and Reconstructions of the Berlin ‘Stadtschloss,’ 1450-2020.”によって、ローマのアメリカン・アカデミーによる2014年のローマ賞を受賞。建築と文化的アイデンティティの関係を中心に、建築とデザインをめぐる文化政策や社会学上の問題に関わる研究・執筆活動を行っている。最近の論考に、”The Politics of Art and Architecture at the Bauhaus, 1919-1933.” In Weimar Thought: A Contested Legacy, Peter E. Gordon and John C. McCormick (eds.), Princeton: Princeton University Press, 2013; “The Globalization of the Deutscher Werkbund: Design Reform, Industrial Policy, and German Foreign Policy, 1907-1914.” In Global Design History, Sarah Teasley, Giorgio Riello and Glenn Adamson (eds.), London: Routledge, 2011; “Adolf Loos and the Aphoristic Style: Rhetorical Practice in Early Twentieth-Century Design Criticism.” In The Designed World: Images, Objects, Environments, Richard Buchanan, Dennis Doordan and Vicotr Margolin (eds.), Oxford: Oxford International Publishers, 2010 など。

 

[ジョン・V・マシュイカの書籍一覧]

ビフォー ザ バウハウス

帝政期ドイツにおける建築と政治 1890-1920

[著者]ジョン・V・マシュイカ
[訳者]田所辰之助池田祐子

バウハウスの栄光の影に隠されたドイツ建築・デザイン史――
世紀転換期ドイツの産業化/世界政策と併行して展開した、プロイセンはじめ諸王公国における建築・工芸・デザインをめぐる改革、アーツ・アンド・クラフツ運動の受容と田園都市運動の推進の諸相をあきらかにし、ドイツ工作連盟でたたかわれた建築とデザインの「定型(規格)化」か、芸術の「独自性」か、をめぐる論争の今日的意味を問う。

[書評・紹介]
《図書新聞》2015年11月7日号、評者:本村健太氏
『SD 2015』(2015年12月)、評者:田路貴浩氏

定価=本体 7,400円+税
2015年4月15日A5判上製/ 576頁/ISBN978-4-88303-333-1

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