著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

三浦篤
みうら・あつし

東京大学大学院総合文化研究科教授。一九五七年、島根県生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学大学院人文科学研究科、パリ第四大学美術考古学研究所で西洋近代美術史を学ぶ。パリ第四大学博士号取得、パリ第四大学招聘教授。ジャポネズリ学会賞、倫雅美術奨励賞、サントリー学芸賞受賞。フランス共和国芸術文学勲章シュヴァリエ。専門はフランス近代絵画史、日仏美術交流史。著書に『近代芸術家の表象』、『まなざしのレッスンT 西洋伝統絵画』、『自画像の美術史』、『名画に隠された二重の謎』など。 (2011年11月現在)

 

三浦篤の書籍一覧]

往還の軌跡

日仏芸術交流の一五〇年

[編者]三浦篤

ふたつの美の国が交わり育んだ芸術の豊かさを見つめ直す。
日仏修好通商条約締結150年を記念して、両国の著名研究家が会した国際シンポジウムを採録。19世紀半ば以来の多彩な人的交流や美術・工芸品の伝播を再検討し、そこに生まれた芸術の豊かな実りを俯瞰する。

定価=本体 4,200円+税
2013年11月11日A5判並製/ 424頁(カラー口絵8頁) /ISBN978-4-88303-286-0/日本語・フランス語バイリンガル

ヴィーナス・メタモルフォーシス
国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講演録 

[著者] 浦一章芳賀京子+三浦篤+渡辺晋輔

蠱惑的な視線を投げかけるティツィアーノ作《ウルビーノのヴィーナス》。彼女は神か女か?──見る者を挑発する謎めいた姿は、横たわる裸婦像の古典となった。燦然と輝くこの美女を結節点に、古代・ルネサンス・近代美術とイタリア文学の論者4人がヴィーナスの変容を多彩に語る。

[書評]
《毎日新聞》「今週の本棚」、2010年11月14日
『美術の窓』2010年12月号(生活の友社)

定価=本体 2,600円+税
2010年10月25日/四六判上製/237頁+巻末折込カラー図版/ISBN978-4-88303-277-8

フランス近代美術史の現在
ニュー・アート・ヒストリー以後の視座から

[編者]永井隆則

気鋭の研究者8人が提示する最新の芸術家像────
印象派をはじめとして、一般にも関心の高いフランス近代美術。一方、研究の場では芸術家の個別研究を越え、その歴史的、今日的意義を旧来の研究手法自体を批判しつつ再考する段階に来ている。気鋭のフランス近代美術研究者である執筆陣8人が示す、知的刺激に満ちた最先端研究。

[書評]
紀伊國屋「書評空間」(08年4月11日)/評者:高山宏の「読んで生き、書いて死ぬ。」
『IMAGE & GENDER』 Vol. 8(2008年3月)書評/評者:鈴木杜幾子氏

定価=本体 3,200円+税
2007年8月24日/A5判上製/326頁/ISBN978-4-88303-204-4




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