著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

二階堂充
にかいどう・みつる

1949年、高知県に生れる。早稲田大学第一文学部、同大学院文学研究科修士課程で美術史を専攻。専門は日本美術史。福島県立美術館学芸員、横浜美術館学芸課長。横浜国立大学講師、女子美術大学講師。編著書:『宮川香山と横浜真葛焼』(有隣堂)、飯島半十郎著『河鍋暁斎翁伝』(共編、河鍋暁斎記念美術館)。訳書:R. ゴッフェン『ティツィアーノの女性たち』(三元社)。主要論文:「福島と小川芋銭 ― 明治 ・ 大正編」(福島県立美術館研究紀要、第1号)、「大元帥法本尊画考 ― 常暁請来像と宮中六幅本尊画をめぐって」(同、第3号)、「芋銭私論」(三彩、467号)、「大原往生極楽院新考 ― 真如房上人と平親範、およびその周辺について」(『日本美術襍稿』、明徳出版社)、「宮川香山年譜稿」(横浜美術館研究紀要、第3号)、「真葛伝来 青木木米の『陶法手録』について」(同、第5号)、ほか。 (2019年6月現在)

 

二階堂充の書籍一覧]

ルネサンスのライヴァルたち

ミケランジェロ、レオナルド、ラファエッロ、ティツィアーノ

[著者]ローナ・ゴッフェン
[訳者]塚本博+二階堂充

ルネサンスを彩る美の巨匠たちのたたかい
己のライヴァルとしのぎを削って対決し、凌駕する―――
ルネサンスは模倣の時代であり、それは競争で始まった。
その中心にはミケランジェロがおり、彼こそがこの時代の大いなる主人公であった。競争というプリズムを通して語られたミケランジェロ、レオナルド、ラファエッロ、またティツィアーノらの実像による芸術創造の奇跡。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2019年8月23日、評者:宮下規久朗氏

定価=本体 9,000円+税
2019年6月10日/A5版上製/688頁/ISBN978-4-88303-487-1

ティツィアーノの女性たち

[著]ローナ・ゴッフェン
[訳]塚本博+二階堂充

画家はなぜ美女を描くか?
ティツィアーノの魅惑的な女性たちを偽装されたポルノグラフィーと見なす旧来の理解は単純に過ぎる。美女は芸術における激しい闘争の舞台なのだ。ティツィアーノ理解に画期をもたらすゴッフェンの主著。

定価=本体 8,000円+税
2014年10月25日A5判上製/576頁(カラー口絵8頁)/ISBN978-4-88303- 363-8

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