著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

向井晃子
むかい・あきこ

神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学研究推進インスティテュート協力研究員。静岡県立大学卒。作家活動を経て、2019年神戸大学大学院国際文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門分野は第二次世界大戦後の前衛書を中心とする日本近代美術史。共著: Transcultural Intertwinements in East Asian Art and Culture, 1920s-1950s , (VDG, 2018) 。論文: “Modernism in Sho as Seen Through the Work of Shinoda T?k?: Avant-Garde Japanese Calligraphy as a Modern Artistic Endeavor,” ART RESEARCH SPECIAL ISSUE Vol. 1 , (Art Research Center, Ritsumeikan University, 2020) 、「『書のモダニズム』の萌芽 ― ―上田桑鳩に見る前衛書」 ( 『国際文化学』27号、2014年) 。作家としては、 2005 年に「アトリエ龍神の家」(田辺市)居住者に選出、個展多数。 aki名義で活動し、2008年飛雲展神戸新聞社賞。2010年飛雲展飛雲会賞。2010年頃より「書くライブ」を始め、2011年に自身の主催ライブ「 CARBON AND SPACE 〜音と書の実験空間〜」(旧グッゲンハイム邸)で音楽家の大友良英と共演、2015年にライブパフォーマンス「雑踏のスキマをひらく」(灘区民ホール)でダンサー・振付家の西岡樹里と共演など。

 

[向井晃子の書籍一覧]

戦後前衛書に見る書のモダニズム

「日本近代美術」を周縁から問い直す

[著]向井晃子

明治以降、現在も「書」は芸術のジャンルとして不明瞭な立場にある。第二次大戦後、その状況に挑戦する「前衛書」といわれる革新的な試みがあった。なかでも牽引者となった四人、上田桑鳩、森田子龍、井上有一、篠田桃紅の作品と、国内外の美術家との交流に注目し、日本近代美術の制度的枠組みを問い直す。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2022年7月22日、「2022年上半期の収穫から」、評者:長野順子氏

定価=本体 4,300円+税
2022年5月31日/A5判上製/288頁/ISBN 978-4-88303-539-7


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