ティツィアーノ 《ピエトロ・アレティーノの肖像》

[著者]フランチェスコ・モッツェッティ
[訳者]越川倫明松下真記

「王侯君主の鞭」を自認し、文筆を武器に権力者とわたりあったアレティーノ。彼が友人ティツィアーノに描かせた自らの肖像画は、メディチ家当主コジモ・デ・メディチ一世に接近し懐柔するための贈答品だった。結局この計画を破綻させたメディチ家執事の画策を、綿密な史料調査によりスリリングにたどる。

定価=本体 2,500円+税
2001年11月15日/四六判上製/112頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-080-4



[目次]

プロローグ

第1章 贈り物とその返礼

第2章 ピエトロ・アレティーノとフィリッポ・パンドルフィーニ

第3章 期待

第4章 執事ピエルフランチェスコ・リッチ

第5章 肖像画家ブロンズィーノ

第6章 ティツィアーノ、カール五世、コジモ一世

第7章 破綻した計画

第8章 肖像画と自己表象

訳者あとがき

ティツィアーノ年譜/アレティーノ年譜


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