[ことば・他]社会言語学雑誌『ことばと社会』歴史・社会思想文学・評論・紀行コンピュータ生活
 [芸術]
芸術美学・美術史シリーズ・作品とコンテクスト雑誌『西洋美術研究』

歴史・社会

日本海外新聞ジャーナリズム文化人類学・地域研究|*各50音順*

[日本]
[増補版]教育勅語への道 [著者]森川輝紀
近代日本の身装文化 [著者]高橋晴子
国民道徳論の道 [著者]森川輝紀
植民地官僚の政治史 [著者]岡本真希子
叙述のスタイルと歴史教育 [編著者]渡辺雅子
戦後期アイヌ民族-和人関係史序説 [著者]東村岳史
大正自由教育と経済恐慌 [著者]森川輝紀
[増補]大正文化 帝国のユートピア [著者]竹村民郎
竹村民郎著作集T 廃娼運動 [著者]竹村民郎
竹村民郎著作集U モダニズム日本と世界意識 [著者]竹村民郎
遅刻の誕生 [編著者]橋本毅彦+栗山茂久
日本大衆文化と日韓関係 [編著者]朴順愛+土屋礼子
日本文化として将棋 [編著者]尾本恵市
年表 近代日本の身装文化 [著者]高橋晴子
[海外]
アスコーナ 文明からの誕生 [著者]関根伸一郎
いま、なぜネオナチか? [著者]ベルント・ジーグラー
巨大科学と国家 [著者]ゲアハルト・A・リッター
新ロシア外交 [著者]イーゴリ・イワノフ
戦争の記憶 記憶の戦争 [著者]金賢娥(キム・ヒョナ)
チャイナ・ガールの1世紀 [編著者]李子雲+陳恵芬+成平
ドイツ社会民主党の戦後史 [著者]P・レッシェ+F・ヴァルター
[改装版]ナチス・ドイツ ある近代の社会史 [著者]デートレフ・ポイカート
東アジア現代史のなかの韓国華僑 [著者]王恩美
ヒトラーの長き影 [著者]ウヴェ・リヒタ
「負の遺産」との取り組み [著者]W・ベルクマン+R・エルプ+A・リヒトブラウ 
フランス-アメリカ──この〈危険な関係〉 [著者]宇京ョ三
[新聞ジャーナリズム]
大阪の錦絵新聞 [著者]土屋礼子
『新着雑報』1650年、世界最古の日刊新聞 [編著者]大友展也
ドイツ新聞学事始 [著者]エーリヒ・シュトラスナー
[文化人類学・地域研究]
イギリスにおけるマイノリティの表象 [著者]浜井祐三子
エストニアの政治と歴史認識 [著者]小森宏美
エスニシティ「創生」と国民国家ベトナム [著者]伊藤正子 
現代シリアの部族と政治・社会 [著者]岡豊
コルシカの形成と変容
 [著者]長谷川秀樹
社会の探究としての民族誌 [著者]渡邊日日
ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義 [著者]塩原良和
ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に関する民族誌的研究 [著者]名和克郎
民族という政治 [著者]伊藤正子
リアリティと他者性の人類学 [東賢太朗]


[日本]

[増補版]教育勅語への道
教育の政治史

[著者]森川輝紀

国家と教育。教育政策に大きな足跡を残した、田中不二麿、元田永孚、森有礼、井上毅。明治国家形成期、ゆれ動く時代のなかで、近代教育制度の確立に向けて、彼らは、国家と教育の関係をどのようにとらえ、教育に何を求めたのか。そして、なぜ教育勅語へと至ったのか。

定価=本体 3,200円+税
2011年7月25日/四六判上製/348頁/ISBN978-4-88303-295-2



近代日本の身装文化
「身体と装い」の文化変容

[著者]高橋晴子

髪型 服装 しぐさ=身装────
明治維新以降、近代化の過程で「身装」はいかなる変容を経て、また、どのように認識されてきたのか。国立民族学博物館のデータベース構築を手がけた著者が、現代にのこる膨大な資料──絵画、写真などにみる画像、新聞、雑誌、小説といった文献データ──を、仔細に分析した労作。

[書評]
週刊読書人(2006年3月24日)/評者:蔵持不三也(早稲田大学・文化人類学)
日本経済新聞書評(2006年2月19日)/評者:深井晃子(静岡文化芸術大学教授)

定価=本体 6,000円+税
2005年12月20日/A5判上製/464頁/ ISBN978-4-88303-171-9



国民道徳論の道
「伝統」と「近代化」の相克

[著者]森川輝紀

「教育勅語」をいかに近代国民国家のなかで機能させていくか。正統イデオローグとして、元田永孚、井上哲次郎、吉田熊次らは、そのために、いかなる論理を構築したのか。また、それらがいかように受け入れられ、あるいは排除されていったのかを明らかにし、日本近代教育の基底を問う。

定価=本体 2,500円+税
2003年5月10日/四六判上製/240頁/ISBN978-4-88303-118-4



植民地官僚の政治史
朝鮮・台湾総督府と帝国日本

[著者]岡本真希子

1895年から半世紀、「帝国日本」は台湾・朝鮮などの植民地統治のために、膨大な植民地官僚群を生みだしてきた。本書は、これら植民地官僚群に関わるさまざまな制度、高級官僚の人材や異動の動態を明らかにしながら、民族問題と植民地官僚制の複雑な相関関係、そして本国−植民地を架橋する50年の政治史を論ずる。

定価=本体 13,000円+税
2008年2月25日/A5判上製、初回函入/992頁/ISBN978-4-88303-220-4



叙述のスタイルと歴史教育
教授法と教科書の国際比較

[編著者]渡辺雅子

歴史はいかに語られるか――
歴史は様々な枠組みで語られ、人々の歴史の理解もこの枠組みに従う。
実証主義やイデオロギー問題にからむ記述の妥当性以前の、歴史の叙述と理解の枠組みを教科書と教授法の国際比較から分析する。

定価=本体 2,800円+税
2004年12月1日刊行/A5判並製/280ページ/ISBN978-4-88303-127-6



戦後期アイヌ民族-和人関係史序説
1940年代後半から1960年代後半まで

[著者]東村岳史

アイヌ民族と和人の新たな歴史記述に向けて――
アイヌ近現代史においてもっとも記録の蓄積が薄かった戦後1940年代後半から60年代後半までを、アイヌ民族―和人関係史という枠組み設定により多面的に叙述するはじめての試み。 戦後20数年間の歴史が現在へと架橋される。

定価=本体 3,600円+税
2006年5月20日/A5判上製/360頁/ISBN978-4-88303-180-1



大正自由教育と経済恐慌
大衆化教育と学校教育

[著者]森川輝紀

大衆化社会・経済恐慌・ファシズムへと社会の枠組みが大きく振れていくなかで、地域社会での現実を学校・教師はどのように意識し対処したのか。埼玉県をフィールドとして、近代教育における可能性とその転形への道筋をさぐる。

定価=本体 2,800円+税
1997年2月28日/四六判並製/246頁/ISBN978-4-88303-037-8



[増補]大正文化 帝国のユートピア
世界史の転換期と大衆消費社会の形成

[著者]竹村民郎

近代日本初の大量消費社会の萌芽的形成、大衆文化の登場、デモクラシーと軍国主義の交錯する大正時代=帝国のユートピアを、政治・経済・文化・生活の領域にわたってあざやかに再現し、現代への連続・非連続性の位相をあきらかにする。

定価=本体 2,800円+税
2010年8月31日/A5判上製/320頁+カラー口絵4頁/ISBN978-4-88303-274-7

廃娼運動
竹村民郎著作集 T

[著者]竹村民郎

女性がその青春の終わりまでに、もはや一個の廃品でしかないという悲劇は、近代日本の荒廃を如実に物語っている。廃娼運動は、苦界に沈む女性の救済に献身し、この荒廃をもっともラディカルに告発しつづけた唯一の市民運動にほかならない。
「廃娼運動」「大連廃娼事始め」「廃娼運動思想の往還」ほか。

定価=本体 4,800円+税
2011年9月25日/A5判上製/488頁/ISBN978-4-88303- 293-8



モダニズム日本と世界意識
竹村民郎著作集 U

[著者]竹村民郎

二十世紀初頭日本はどのような時代を迎えようとしていたのか。大量消費社会の萌芽的形成、大衆文化の登場、デモクラシーと軍国主義の交錯する1920年代とその境界諸領域の問題を「モダニズムと世界意識」を切り口に照射するあたらしい社会史。
「世界一周の夢を実現したパイオニア群像」「孫文の日中経済同盟論とその周辺」ほか。

定価=本体 5,800円+税
2012年1月25日/A5判上製/544頁/ISBN978-4-88303- 302-7



遅刻の誕生
近代日本における時間意識の形成

[編著者]橋本毅彦栗山茂久

いつから時計が気になるようになったのか。
明治6年1月1日をもって、日本は太陽暦、定時法の社会へと転換した。鉄道、工場、学校における時間規律の導入はいかにして行なわれ、そして、人々の生活をどのように変えていったのか。現在に至るまでの、時間意識の変遷をたどる。

[書評]
《朝日新聞》「天声人語」(2009年12月26日)にて紹介されました!→記事を読む

定価=本体 3,800円+税
2001年8月25日/A5判上製
/257頁/ISBN978-4-88303-083-5



日本大衆文化と日韓関係
韓国若者の日本イメージ

[編著者]朴順愛+土屋礼子

日本の大衆文化〈マンガ、アニメ、映画、J-POP、テレビなど〉を、韓国の若者はどう受けとめているのか。日韓両国民が抱くお互いのイメージは、大衆文化からどのような影響を受け、また与えているのか。日韓の研究者が協力した共同調査に基づき、グローバル化時代の日韓交流の新たな形を考える。

定価=本体 2,800円+税
2002年5月25日/A5判上製/272頁/ISBN978-4-88303-096-5



日本文化としての将棋

[編著者]尾本惠市

「将棋学」への誘い────
『この本は、将棋を日本の伝統文化として捉えたものである。学者のメッカである国際日本文化研究センター主導の研究成果の集大成で、学術書といえる名著』
(永世棋聖・米長邦雄)

定価=本体 2,400円+税
2002年12月20日/四六判上製/312頁/ISBN978-4-88303-109-2



年表 近代日本の身装文化

[著者]高橋晴子

同時代資料が自ら語る「身体と装い」の時代史――
「身装=身体と装い」にまつわる新聞記事などの膨大な同時代資料で編まれた、あたらしい発想の資料、身装年表。明治維新以降、近代化の過程における身装を、生活シーンの実況のなかで観察し、そこに身装の実際を成り立たせる物的、社会的環境の推移など広域な周縁資料をも加味することによって、時代時代に生きる人々の「身装」を再現。身装という視野のなかでの文化変容のステップを実感的に捉える試み。

[書評]
日本経済新聞「目利きが選ぶ今週の3冊」(2007年6月13日)/選者:井上章一(風俗史家)
読売新聞書評(2007年7月15日)/評者:磯田道史(茨城大学准教授)

定価=本体 7,400円+税
2007年5月30日/A5判上製/608頁/ISBN978-4-88303-189-4





[海外]

アスコーナ 文明からの逃走
ヨーロッパ菜食者コロニーの光芒

[著者]関根伸一郎

スイス南端アスコーナで20世紀初頭に出発した菜食者コロニーは、今日のエコロジー・自然療法・生活改善運動につながる実験的試みであり、また現代文学・芸術・思想運動の揺籃の地でもあった。その源流と興亡をエピソード豊かに展開。

定価=本体 2,500円+税
2002年6月27日/四六判上製
/184頁/ISBN978-4-88303-098-9



いま、なぜネオナチか?
旧東ドイツの右翼ラジカリズムを中心に

[著者]ベルント・ジーグラー
[訳者]有賀健岡田浩平

難民収容所への襲撃、外国人への暴行、ユダヤ人墓地の破壊、そして壁にハーケンクロイツ。秘かに、そして公然と拍手する人びと。なぜネオナチが受け入れられてしまうのか。反ファシズムをうたった戦後ドイツとは、いったい何だったのか。

定価=本体 2,233円+税
1992年12月25日/四六判並製/238頁/ISBN978-4-88303-011-8



巨大科学と国家
ドイツの場合

[著者]ゲアハルト・A・リッター
[訳者]浅見聡

19世紀まで遡れる巨大科学研究の歩みは、原子力・核開発、宇宙開発、健康や環境に関する研究開発など、新しいテクノロジーに関して様々な問題点をはらみながら、世界の性格を決定的に変化させた。現在見直されつつある巨大科学研究の現況。

定価=本体 2,500円+税
1998年4月25日/四六判並製/226頁/ISBN978-4-88303-049-1



新ロシア外交
十年の実績と展望

[著者]イーゴリ・イワノフ
[訳者]鈴木康雄

現職外相が明かす21世紀ロシアの外交路線!――
ソ連崩壊から10年、市場経済へと移行し、民主主義国家へと変貌した新生ロシアは、どう外交を展開するのか。プーチン外交の核心を、イワノフロシア外務大臣が包括的、体系的に語る。

定価=本体 2,500円+税
2002年10月31日/四六判上製/286頁/ISBN978-4-88303-105-4



戦争の記憶 記憶の戦争
韓国人のベトナム戦争

[著者]金賢娥(キム・ヒョナ)
[訳者]安田敏朗

朴正熙独裁政権のもと、韓国は1960年代半ばベトナム戦争に参戦する。韓国側の被害者だけでも死亡5千人、負傷1万人、枯葉剤後遺症被害者2万人以上を生む一方で、ベトナム特需による経済発展をもたらしもした戦争――それは記憶の風化とともに現代の韓国社会では、徹底して忘れられた戦争でもあった。そして1999年になりようやく、韓国軍による民間人虐殺という衝撃的な事実が明らかになる。
本書は、ベトナム現地調査から始め、真実を記憶することをとおして、真の和解をもとめる韓国の市民団体の足跡をたどったものである。

[書評]
《読売新聞》書評欄(2009年12月20日)
《読売新聞》「今年の3冊」(2009年12月27日)
《週刊読書人》〈今週の書評〉(2010年2月26日号)
《西日本新聞》書評欄(2010年4月18日)にて紹介されました。→記事を読む
『現代韓国朝鮮研究』10号(2010年11月、現代韓国朝鮮学会

定価=本体 2,700円+税
2009年11月30日/四六判/376ページ+カラー口絵2ページ/ISBN978-4-88303-255-6
 



チャイナ・ガールの1世紀
女性たちの写真が語るもうひとつの中国史

[編著者]李子雲+陳恵芬+成平
[訳者]友常勉+葉柳青

清末民初、開国から辛亥革命、資本主義の急成長、プロレタリア革命による政権奪取、文化大革命、そして再び実行された改革開放の政策……。度重なる社会変革の影響は、例外なく女性の心身にも及んだ。激変する20世紀中国100年間の政治、経済、文化的な要請が女性の形象を変容させ、時代時代の〈美女〉を決定してきた。彼女たちの姿 ─ 服装、アクセサリー、しぐさ、振る舞い ─ の変容はすなわち、豊かな歴史的内容を含んでいる。女性たちの生をとらえた600点余の写真が、「もうひとつの歴史」を語る。

[書評]
《熊本日日》《河北新報》ほか(2009年8月23日)にて紹介されました!

定価=本体 2,600円+税
2009年7月15日/A5判並製/280ページ/ISBN978-4-88303-245-7



ドイツ社会民主党の戦後史
国民政党の実践と課題

[著者]P・レッシェF・ヴァルター
[訳者]岡田浩平

「この本を読むと我われは殆どこの党のことを知っていなかったことが分かる。階級政党から左派国民政党に変貌していくSPDの姿をこれほど具体的に、しかもユニークな視点から分析した本はない。社民=リベラルに関心ある人びとにとっては必読の本であろう」 篠原一氏推薦。

定価=本体 8,000円+税
1996年3月25日/A5判上製/528頁/ISBN978-4-88303-031-6



[改装版] ナチス・ドイツ ある近代の社会史
ナチ支配下の「ふつうのひとびと」の日常

[著者]デートレフ・ポイカート
[訳者]木村靖二山本秀行

ナチ支配下の「ふつうの人びと」の日常を明らかにした、「下」からの社会史!
日常史の視点からナチズムを検証し、近代の病理としてのナチズムの核心に迫るとともに、近代そのものを問い直す、国際的に高い評価を受けた、ナチズム研究の画期をなす書!

定価=本体 4,800円+税
2005年9月25日/四六判上製/482頁/ ISBN978-4-88303-164-1



東アジア現代史のなかの韓国華僑
冷戦体制と「祖国」意識

[著者]王恩美

韓国華僑はいかにして中華民国を「祖国」として統合されたのか。そして、中華民国の台湾化が進むなかで「祖国」意識を崩壊させていったのかを、朝鮮南北分断・中国分裂という戦後東アジアの冷戦構造とその崩壊、韓国・中華民国関係史と華僑政策の変遷史のなかであきらかにする。

定価=本体 6,300円+税
2008年5月25日/A5判上製/600頁/ISBN978-4-88303-203-7


ヒトラーの長き影

[著者]ウヴェ・リヒタ
[訳者]石川求+鈴木崇夫+渡部貞昭

西ドイツ社会の闇の履歴書! 政・財・官におけるナチスの系譜が物語る、もうひとつのドイツ戦後史。ナチスに迫害された人びと、抵抗した数少ない人びと、かれらの戦後は? そして償いは? そして、統一ドイツは……? そして……?

定価=本体 2,136円+税
1995年12月25日/四六判並製/234頁/ISBN978-4-88303-030-9



「負の遺産」との取り組み
オーストリア・東西ドイツの戦後比較

[著者]W・ベルクマンR・エルプ+A・リヒトブラウ
[訳者]岡田浩平

「ヴァルトハイム事件」(1986年)以後、ようやく批判的な現代史研究が始まったオーストリア。体制崩壊、ドイツ統一後の資料検証によりその実像が明らかになり始めた東ドイツ。これら最新の研究成果から、ドイツ語圏三国の過去処理を比較した戦後史。

定価=本体 7,500円+税
1999年3月30日/A5判上製/480頁/ISBN978-4-88303-052-1



フランス-アメリカ ── この〈危険な関係〉

[著者]宇京ョ三

アメリカの建国以来つづくフランスとの〈危険な関係〉。本書は、「ラ・ファイエット神話」、自由の女神、「アングロ・アメリカン」コンプレックス、マーシャルプラン、文化のマジノ線などをキーワードとして、歴史や社会、文学や映画の多様な方面からフランス・アメリカの関係史を描いている。ユニークで意欲的な仏米比較論の試み。

定価=本体 2,800円+税
2007年9月25日/四六判並製/320頁/ISBN 978-4-88303-213-6





[新聞ジャーナリズム]

大阪の錦絵新聞

[著者]土屋礼子

明治開化期、近世(=錦絵)と近代(=ニュースペーパー)の混合のうえに庶民のメディアとして登場し、大衆ジャーナリズムの先駆けとなったが、一瞬の輝きの後、時代の波に消え去った錦絵新聞の全貌。カラー口絵、図版多数。詳細発行資料付。

定価=本体 3,495円+税
1995年12月20日/A5判並製/258頁/ISBN978-4-88303-029-3



『新着雑報』1650年、世界最古の日刊新聞

[編著者]大友展也

新聞ジャーナリズムの原点を読み解く────
現存するものとしては最古と言われる日刊新聞、『新着雑報』(ドイツ・ライプツッヒ)がよみがえる。時まさに、30年戦争直後、17世紀中葉の、イングランド・ピューリタン 革命、フランス・フロンドの乱、ヴェネツィアとオスマン=トルコのクレタ戦争など、欧州全土を巻き込む激動の時代――こうした事態の推移が日々いかに伝えられ、読まれていたのか。新聞学・ジャーナリズム発達史の貴重な史料として世界の研究者の注目を集めてきた同紙を、写真原版・ラテン文字表記・現代ドイツ語訳・和訳で復元する。

定価=本体 10,000円+税
2004年11月10日/A5判上製/624頁/ISBN978-4-88303-143-6



ドイツ新聞学事始
新聞ジャーナリズムの歴史と課題

[著者]エーリヒ・シュトラスナー
[訳者]大友展也

ドイツ新聞の歴史的形成・変容と言語学的研究――
近代市民社会の形成と発展、そして現代における世論形成に新聞がはたしてきた役割はおおきい。本書は、17世紀以降、近代、ナチス第三帝国時代をへて現代にいたるドイツ新聞とそのテクストの様式の変遷をテーマ別に詳細に論じ、新聞ジャーナリズムの課題と展望を明らかにする。

定価=本体 3,200円+税
2002年10月25日/A5判上製/272頁/ISBN978-4-88303-106-1





[文化人類学・地域研究]

イギリスにおけるマイノリティの表象
「人種」・多文化主義とメディア

[著者]浜井祐三子

ハニフォード事件(教育と人種主義)と
ラシュディ事件(表現の自由と多文化主義)

多「人種」・多文化社会イギリスにおいて、サッチャー政権下で起きた「多文化主義」をめぐる 2 つの事件の新聞報道を通して、「新しい人種主義」の言説が「自然化」される過程を明らかにしていく。

定価=本体 2,800円+税
2004年6月30日/A5判上製/252頁/ ISBN978-4-88303-140-5



エストニアの政治と歴史認識

[著者]小森宏美

独立回復とその後の国民国家としての社会統合にあたって、エストニアほど歴史認識と言語が重要な役割を果たした例は少ない。本書は、「歌う革命」とソ連邦からの独立回復、EU加盟にむかう政治過程をふり返るなかで、歴史認識・叙述がいかに政治に結びつきその政策を正当化してきたか、そして集団間の摩擦・衝突を引き起こしたかを検証し、歴史とシティズンシップの関係をさぐる。

定価=本体 2,600円+税
2009年3月16日/
四六判上製/264ページ/ISBN978-4-88303-240-2



エスニシティ「創生」と国民国家ベトナム
中越国境地域タイー族・ヌン族の近代

[著者]伊藤正子

タイー族・ヌン族はいかに少数「民族」となり、ベトナム「国民」となっていったのか。国民国家との相互関係のなかで、分離にも吸収にも向かわないエスニシティのあり様を歴史的に明らかにする。

[受賞]
第2回東南アジア史学会賞受賞(2004年)

定価=本体 4,300円+税
2003年10月25日/A5判上製/334頁/ISBN978-4-88303-121-4



現代シリアの部族と政治・社会

ユーフラテス河沿岸地域・ジャジーラ地域の部族の政治・社会的役割分析

[著者]岡豊

部族の政治的・社会的役割が近代国家の発達や時代の経過や生活様式の変化を経ても厳然と存続していることを、シリアで行った世論調査などを踏まえ明らかにしていく。

定価=本体 2,800円+税
2011年12月25日四六判並製/284頁/ISBN978-4-88303-305-8



コルシカの形成と変容
共和主義フランスから多元主義ヨーロッパへ

[著者]長谷川秀樹

革命の母国フランスから「植民化なき植民地」として扱われてきたコルシカの人々の言語・文化・社会の形成と変容を明らかにするとともに、地域の視点から、国民国家、ヨーロッパ統合をとらえ直す。

定価=本体 3,500円+税
2002年8月25日/A5判上製/284頁/ISBN978-4-88303-101-6



社会の探究としての民族誌
ポスト・ソヴィエト社会主義期南シベリア,セレンガ・ブリヤート人に於ける
集団範疇と民族的知識の記述と解析,準拠概念に向けての試論

[著者]渡邊日日

ロシア、ブリヤート共和国のモンゴル系であるブリヤート人は、社会主義のあと、自己や集団をどのように認識し、新自由主義的再編を生き抜こうとしているのか。準拠概念を手掛かりに、経済・言語・儀礼・教育を舞台にして、その社会と知識を問う。

定価=本体 7,600円+税
2010年1月31日/
A5判上製/736ページ/ISBN978-4-88303-262-4



ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義
オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容

[著者]塩原良和

対抗原理としての 多文化主義〈再構築〉に向けて────
ネオ・リベラリズムという時代の流れのなかで、多文化主義という理念をいかに〈再構築〉するのか。反-本質主義的多文化主義は、なぜ、エスニック・マイノリティのエンパワーメントを阻害する「意図せざる帰結」をもたらしたのか。70年代以降、白豪主義からマルチカルチュラリズムに政策転換してきた オーストラリアを事例に明らかにする。

定価=本体 2,800円+税
2005年11月15日/四六判上製/286頁/ ISBN978-4-88303-172-6



ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に関する民族誌的研究
もう一つの〈近代〉の布置

[著者]名和克郎

チベット国境付近にあるビャンス地方、そこでは、どんな言語が話され、どんな生活が営まれているのか。もちろん日本で唯一のビャンジー語話者である著者が、民族学的方法論を批判的に検証しつつ、いま、民族誌を編むことを自らに問いかけながら描き出した、人々の生活と、その指し示すもの。

[受賞]
第30回(2004年)「澁澤賞」(公益信託澁澤民族学振興基金・主催)

定価=本体 6,000円+税
2002年2月25日/A5判上製/504頁/ISBN9784-88303-092-7



民族という政治
ベトナム民族分類の歴史と現在

[著者]伊藤正子

ある「民族」とされることが、人々になにをもたらし、なにを求めさせるのか。
ベトナムの54「国定民族」は、いかにして確定されたのか。ドイモイ以降の「自由化」により、これまでの民族の枠組みを見直し「新たな民族」を要求する声があがりはじめた。ある「民族」とされることが、人々になにをもたらし、なにを求めさせるのか。多民族国家における上からの民族政策のはらむ危うさを明らかにしていく。

定価=本体 3,800円+税
2008年10月15日/A5判並製/306頁/
ISBN978-4-88303-234-1



リアリティと他者性の人類学
現代フィリピン地方都市における呪術のフィールドから

[著者]東賢太朗

呪術のリアリティの境界は、どこにあるのか。「そんなはずはない、だがしかし……」というつぶやき。そこには呪術をめぐる「実感の共同性」が立ち現れる。合理/非合理、内在/超越という二重のアポリアを超え出る、呪術への実体論的アプローチによって、呪術と近代、〈我々〉と〈彼ら〉をめぐる、あらたな可能性をさぐる。

[紹介]
《中日新聞》2011年9月20日「ひと・仕事」(谷村卓哉氏)→記事を読む

定価=本体 5,000円+税
2011年6月30日/A5判上製/376頁/ISBN978-4-88303-281-5