著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

田中克彦
たなか・かつひこ

一橋大学名誉教授。 東京外国語大学、一橋大学大学院社会学研究科、ドイツ・ボン大学哲学部でモンゴル学、言語学、民族学を学ぶ。東京外国語大学、岡山大学法文学部、一橋大学に勤務。1998年一橋大学を定年退官し、同大学名誉教授。主な著書『草原と革命――モンゴル革命50年』(晶文社、1971年. 恒文社、1984年)、『草原の革命家たち――モンゴル独立への道』(中公新書、1973年)、『言語の思想――国家と民族のことば』(日本放送出版協会、1975年.岩波書店、2003年)、『言語からみた民族と国家』(岩波書店、1978年)、 『モンゴル――民族と自由』(岩波同時代ライブラリー、1992年)、 『ノモンハン戦争――モンゴルと満州国』(岩波新書、2009年)、『漢字が日本語をほろぼす』(角川新書、2011年)、『「シベリアに独立を!」諸民族の祖国をとりもどす』(岩波書店、2013年)。 (2013年7月現在)

 

[田中克彦の書籍一覧]

日本人のモンゴル抑留とその背景

[編]ボルジギン・フスレ

ソ連は対日戦で60万人の日本軍捕虜を獲得し、その中から1万2000人がモンゴルに送られ、ウランバートルの都市建設の労働力などとして過酷な日々を過ごすことになった。捕虜がモンゴルに送られた背景、そして過酷な日々の実態を明らかにする。

定価=本体 2,000円+税
2017年2月28日A5判並製/176頁/ISBN978-4-88303-432-1

ハルハ河・ノモンハン戦争と国際関係

[編者]田中克彦+ボルジギン・フスレ

ノモンハン戦争(事件)は多くの謎のみならずタブーに包まれている。モンゴル・日本・ロシア、さらにアメリカの研究者も加わったこの国際的研究は、ひとつひとつタブーを破って進んできた。本報告集はその過程を反映したものであり、炯眼な読者は、さらなる飛躍を読みとられるであろう。

定価=本体 1,700円+税
2013年7月31日A5判並製/158頁/ISBN978-4-88303-346-1

言語学の戦後
田中克彦が語る@

[著者]田中克彦
[聞き手]安田敏朗土屋礼子

田中言語学生成の現場へ────
言語とは、思想とは、学問とは……。ことばと社会の中で格闘する異端の言語学者が、縦横にその自己形成の軌跡を語り、日本の言語学の戦後を問いなおし、現代の知的状況を照射する。

定価=本体 1,800円+税
2008年10月31日四六判並製208頁
ISBN978-4-88303-226-6
 

国際的視野のなかのハルハ河・ノモンハン戦争

[編者]ボルジギン・フスレ

北東アジア地域をめぐる諸国の力関係、軍事秩序、地政学的特徴、開戦及び停戦にいたるまでのプロセス、ハルハ河・フルンボイル地域における民族などに焦点をあて、最新の研究成果をもとに、各国の研究者がお互いの間を隔てている壁を乗りこえて、共有しうる史料に基づいて歴史の真相を検証。

定価=本体 3,800円+税
2016年3月25日
A5判上製/340頁/ISBN978-4-88303-401-7

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