国際的視野のなかのハルハ河・ノモンハン戦争

[編者]ボルジギン・フスレ

北東アジア地域をめぐる諸国の力関係、軍事秩序、地政学的特徴、開戦及び停戦にいたるまでのプロセス、ハルハ河・フルンボイル地域における民族などに焦点をあて、最新の研究成果をもとに、各国の研究者がお互いの間を隔てている壁を乗りこえて、共有しうる史料に基づいて歴史の真相を検証。

定価=本体 3,800円+税
2016年3月25日
A5判上製/340頁/ISBN978-4-88303-401-7


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[目次]

まえがき/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 1

第1章 ノモンハン・ハルハ河戦争について、私の得た新しい観点
――ノモンハン・ハルハ河戦争75周年シンポジウム開催に際して/田中克彦(Katsuhiko Tanaka) 5

第2章 ハルハ河戦争における歴史研究の再検討/チョローン・ダシダワー(Chuluun Dashdavaa) 9

第3章 ハルハ河――75年後の観点/エレーナ・V・ボイコーワ(Elena V. Boykova) 17

     コラム 幻の「田中メモランドゥム」――ハルハ河・ノモンハン戦争の遠因をめぐる論争の焦点
     /ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 25

第4章 モンゴル・ロシア・中国におけるハルハ河・ノモンハン戦争研究の成果と動向
――2009年以降を中心に/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 29

第5章 ロシアと外国の歴史学におけるハルハ河事件/マーク・I・ゴリマン(Mark I. Golman) 75

第6章 ハルハ河の戦い(1939年)の史的多次元性/ウード・B・バルクマン(Udo B. Barkmann) 89

第7章 ハルハ河戦争にいたるまでのスターリンの対モンゴル政策
/オーフノイ・バトサイハン(Ookhnoi Batsaikhan) 137

第8章 戦史は誰のものか――戦争の発端と戦術、補給の差/大橋一雄(Kazuo Ohashi) 159

第9章 イギリスの視点からみるノモンハン戦争/ジョン・ハミルトン(John Hamilton) 203

     コラム 記念碑/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 205

第10章 ハルハ廟とハルハ河戦争/ガリンデヴ・ミャグマルサムボー(Galindev Myagmarsambuu) 211

第11章 ノモンハン戦争に参加したフルンボイル出身のバルガ・モンゴル人軍人がになった歴史的役割
/ツェデンバルジル・トゥメン(Tsedenbaljir Tumen) 225

第12章 満洲測量事情とノモンハン地区の境界線/大堀和利(Kazutoshi Ohori) 235

     コラム 民族と国境/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 257

第13章 ハルハ河戦争における空中戦――その特徴および教訓
/ミシグ・ビャムバラグチャー(Mishig Byambaragchaa) 267

第14章 ハルハ河戦争における英雄描写と「祖国」概念についての再検討
/ハムスレン・バヤル(Lkhamsuren Bayar) 301

     コラム 捕虜と英雄/ボルジギン・フスレ(Husel Borjigin) 315


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