著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

木下宏一
きのした・こういち

1974(昭和49)年3月、埼玉県上尾市生まれ。九州大学大学院地球社会統合科学府博士後期課程修了等。博士(学術)。博士(文学)。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者、国立北九州工業高等専門学校・西日本短期大学非常勤講師等。専攻:近代日本政治思想史・文学史、ナショナリズム論。主要研究業績:『近代日本の国家主義エリート ― 綾川武治の思想と行動』(論創社、2014年11月)。『国文学とナショナリズム ― 沼波瓊音、三井甲之、久松潜一、政治的文学者たちの学問と思想』(三元社、2018年4月)。 (2021年1月現在)

 

[木下宏一の書籍一覧]

二〇世紀ナショナリズムの一動態
中谷武世と大正・昭和期日本

[著]木下宏一

それ大亜細亜復興の 長計夢寐に忘れねど……
北一輝、岸信介の同志にして、戦前戦後を通じ国家主義・日本主義・アジア主義の大道を歩み続けた中谷武世。国家百年の大計と全アジア復興の志業に生涯を捧げた真性ナショナリストの思想と行動を、各種史料・資料に基づき実証的に明らかにする。

定価=本体 2,700円+税
2021年1月25日
四六判並製/272頁/ISBN978-4-88303-520-5

国文学とナショナリズム

沼波瓊音、三井甲之、久松潜一、政治的文学者たちの学問と思想

[著者]木下宏一

国文学から「新国学」へ
近代国家体制において「国文学」はいかに「国家ノ須用ニ応スル学術技芸」(「帝国大学令」第一条)たらんとしたか。明治 ・ 大正期の東京帝国大学で国文を専修した三人の政治的文 学者たちの学問的・思想的展開を跡づけ、近代学問としての国文学と近代思想としてのナショナリズムが ダイレクトに接近 ・ 融合し、各々の「新国学」へと昇華されていく様態を通時的に明らかにする。

定価=本体 2,300円+税
2018年4月10日
四六判並製/244頁/ISBN978-4-88303-456-7


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