著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

塩原良和
しおばら・よしかず

1973年埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了。博士(社会学)。オーストラリア国立大学客員研究員、シドニー大学客員研究員を経て、現在、東京外国語大学などで非常勤講師。主要業績:「多文化的市民のための多様な多文化主義」有末賢・関根政美編『戦後日本の社会と市民意識』慶應義塾大学出版会、2005年。 ''The Beginnings of Multiculturalization of Japanese immigrants to Australia'', Japanese Studies 24(2), 2004. ガッサン・ハージ著『ホワイト・ネイション―ネオ・ナショナリズム批判』平凡社、2003年(共訳)など。(2005年11月現在)

 

[塩原良和の書籍一覧]

ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義
オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容

[著者]塩原良和

対抗原理としての 多文化主義〈再構築〉に向けて────
ネオ・リベラリズムという時代の流れのなかで、多文化主義という理念をいかに〈再構築〉するのか。反-本質主義的多文化主義は、なぜ、エスニック・マイノリティのエンパワーメントを阻害する「意図せざる帰結」をもたらしたのか。70年代以降、白豪主義からマルチカルチュラリズムに政策転換してきた オーストラリアを事例に明らかにする。

定価=本体 2,800円+税
2005年11月15日/四六判上製/286頁/ ISBN978-4-88303-172-6


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