著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

磯前順一
いそまえ・じゅんいち

1961年(昭和36)茨城県水戸市生まれ。東京大学文学博士。国際日本文化研究センター教授。宗教・歴史研究。主な編書に『マルクス主義という経験―1930‐40 年代日本の歴史学』青木書店、2008年、『希望の歴史学―藤間生大著作論集』ぺりかん社、2018年。(2019年5月現在)

 

磯前順一の書籍一覧]

石母田正と戦後マルクス主義史学

アジア的生産様式論争を中心に

[述]原秀三郎
[編]磯前順一・磯前礼子

石母田史学とは何であったのか。
マルクスによって記述された「アジア的生産様式」をめぐる論争は、古代から近現代にいたる日本「特有」の性質の究明を目的としておこなわれてきた。この論争を緒として歴史家石母田正と京大日本史学のかかわりを中心に戦後歴史学の軌跡をたどり、時代区分なき政治史、形骸化した実証史学といった現在の歴史学への反省のうえに、マルクス主義歴史学の可能性を問いなおす。

定価=本体 4,200円+税
2019年5月10日/A5判並製/272頁/ISBN978-4-88303-477-2

植民地朝鮮と宗教
帝国史・国家神道・固有信仰

[編著者]磯前順一+尹海東

天皇制国家のもと、植民地と宗主国を往還する宗教諸政策。西洋的な宗教概念が日本経由で移入され、人々の日常生活が分節化されていく。キリスト教と仏教、国家神道とシャーマニズム。ポストコロニアル研究を東アジアの近代経験から捉え直した、日韓の研究者による共同研究の成果。

[書評・紹介]
『寺門興隆』2013年3月号
《週刊読書人》2013年4月12日号、評者:洪宗郁氏
《図書新聞》2013年4月27日、評者:三原芳秋氏

定価=本体 3,800円+税
2013年1月20日
A5判上製/370頁/ISBN978-4-88303-329-4

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