著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

高橋晴子
たかはし・はるこ

神戸生まれ。国立民族学博物館外来研究員および MCD プロジェクト代表。神戸親和女子大学文学部英文学科卒。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程文化表現論修了。大阪樟蔭女子大学衣料情報室にて服装・ファッション情報サービス活動に従事し、国立民族学博物館大丸弘研究室(1996年〜久保正敏研究室が引き継ぐ)とともに〈服装・身装文化資料デジタルアーカイブ〉を構築・公開し現在に至る。2001年より大阪樟蔭女子大学学芸学部講師、助教授、教授、国立民族学博物館文化資源研究センター客員研究員、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教授を経て、現職。主著に『服飾関連図書目録 明治元年〜昭和23年』(共編、日外アソシエーツ株式会社、1995年)、『近代日本の身装文化 ― 身体と装いの文化変容』(三元社、2005年)、『年表 近代日本の身装文化』(三元社、2007年)、『日本人のすがたと暮らし ― 明治・大正・昭和前期の身装』(共著、三元社、2016年)、『新聞連載小説の挿絵でみる近代日本の身装文化』(共著、三元社、2019年)など多数。(2021年9月現在)

 

[高橋晴子の書籍一覧]

年表で読む近代日本の身装文化

[著者]大丸弘+高橋晴子

同時代資料が自ら語る「身体と装い」の時代史。 1868 ― 1945
「身装=身体と装い」にまつわる新聞、雑誌記事などの膨大な同時代資料で編まれた、あたらしい発想の身装年表。明治維新以降、近代化の過程における身装を、生活シーンの実況のなかで観察し、そこに身装の実際を成り立たせる物的、社会的環境の推移など広範な周辺資料をも加味することによって、時代時代に生きる人々の「身装」を再現。身装という視野のなかでの文化変容のステップ、世相のパノラマを実感的に捉える試み。

[書評・紹介]
《図書新聞》2022年3月19日、評者:上田修一氏
『民博通信 Online』(No.5, 2022)、「新刊の紹介」

定価=本体 16,000円+税
2021年9月30日/B5判・並製/800頁/ISBN978-4-88303-536-6

新聞連載小説の挿絵でみる近代日本の身装文化

[著者]大丸弘+高橋晴子

明治から昭和の「描かれた日常」――
明治から昭和前期の日本人の身装[身体と装い]の変容を、膨大な挿絵から読み解いていく。当時、大衆に愛された新聞連載小説の挿絵には、高価な写真機の被写体にはなり得なかった「日々のすがたと暮らし」が活写されている。服装、髪型にとどまらず、人々をとりまく環境、情景、美意識など、人の「装う心」を主軸とした日常のありさまの移り変わりを、絵でみて体験できる一冊。

→鏑木清方、竹久夢二など掲載図版約650点。試し読みできます!

[書評・紹介]
《東京新聞》《中日新聞》2020年1月19日、読書面「出版情報」
《読売新聞》2020年2月23日、「本よみうり堂」面「読書情報」
《週刊読書人》2020年2月28日、 評者:蔵持不三也氏→「週刊読書人ウェブ」で記事を読む

定価=本体 10,000円+税
2019年12月20 日/B5判並製/528頁/ISBN978-4-88303-500-7

日本人のすがたと暮らし
明治・大正・昭和前期の身装

[著]大丸弘+高橋晴子

明治維新により劇的な変容を経験した日本人の身装[身体と装い]。本書は装いのあり方を、服装や髪型にとどまらず、環境、衛生観、身体観、しぐさなど、広範な事象・できごととの対応関係のなかで展望する。日本人は舶来の品々・文化をどのように批判し、そして受けいれていったのか。新聞・雑誌記事、広告など、膨大な同時代資料によって、明治から敗戦までの日常を生き生きと再現する 245 話。
「和・洋服の比較論」「西洋人・白人羨望 」「照明」「銭湯」「すわり方」「美顔術」「眼鏡」「アッパッパ」「モダンガール」「チャンバラと男のイメージ」など。

[書評・紹介]
《週刊読書人》2017年2月10日、評者:蔵持不三也氏→「週刊読書人ウェブ」で記事を読む
《朝日新聞》2017年2月12日、読書欄「情報フォルダー」
《図書新聞》2017年8月5日、評者:難波知子氏→記事を読む(PDF)

[受賞]
第11回 野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞
   →学会報告PDFを見る →民博の関連記事を読む

定価=本体 8,000円+税
2016年12月20日B5判並製/536頁/ISBN978-4-88303-416-1

年表 近代日本の身装文化

[著者]高橋晴子

同時代資料が自ら語る「身体と装い」の時代史――
「身装=身体と装い」にまつわる新聞記事などの膨大な同時代資料で編まれた、あたらしい発想の資料、身装年表。明治維新以降、近代化の過程における身装を、生活シーンの実況のなかで観察し、そこに身装の実際を成り立たせる物的、社会的環境の推移など広域な周縁資料をも加味することによって、時代時代に生きる人々の「身装」を再現。身装という視野のなかでの文化変容のステップを実感的に捉える試み。

[書評]
《日本経済新聞》「目利きが選ぶ今週の3冊」、2007年6月13日、選者:井上章一氏
《読売新聞》書評欄、2007年7月15日、評者:磯田道史氏

定価=本体 7,400円+税
2007年5月30日/A5判上製/608頁/ISBN978-4-88303-189-4

近代日本の身装文化【電子書籍版】
「身体と装い」の文化変容

[著者]高橋晴子

髪型 服装 しぐさ=身装────
明治維新以降、近代化の過程で「身装」はいかなる変容を経て、また、どのように認識されてきたのか。国立民族学博物館のデータベース構築を手がけた著者が、現代にのこる膨大な資料──絵画、写真などにみる画像、新聞、雑誌、小説といった文献データ──を、仔細に分析した労作。

[書評]
《週刊読書人》2006年3月24日号、評者:蔵持不三也氏
《日本経済新聞》書評欄、2006年2月19日、評者:深井晃子氏

定価=本体 6,000円+税
2005年12月20日/A5判上製/464頁/ ISBN978-4-88303-171-9

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