中国雲南 普洱茶の物語

銘茶を復活させた農民たち

[著]田島知清

本場の普?茶を歴史・製法から明らかにする。チベット茶商がじかに買付に来た、香港へ牛と舟で出荷した、そして現在の茶農の生活など豊富なエピソードを紹介。普?茶とは何か、どこへゆこうとしているのかを、産地から発信する。中国茶ファンのほか、茶業関係者、少数民族に関心をもつかたにもおすすめ。日中両国で出版。

定価=本体 3,700円+税
2023年5月15日A5判並製/388頁/ISBN978-4-88303-557-1


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[目次]

口絵  i

はじめに  001

1 章 易武茶山  一九九八〜九九年  006
   1 節 お茶漬け  006
   2 節 「叫吃飯」  009
   3 節 母と娘  013
   4 節 かまど  017
   5 節 接着剤  020
   6 節 一日二本の茶樹を摘む  024
   7 節 夏の雨を最大限利用する  027
   8 節 「二梭」  031
   9 節 チャを管理し茶山の景観をつくる  035
   10 節  家つきのカビとイースト  038
   11 節 チベット人がわざわざ買いにきた茶  043
   12 節 女性の一生  047
   13 節  季語  050
   14 節 最初にであった固形茶  054

2 章  普洱茶産地大づかみ  059
   15 節  Zoom Out ( 1 )地理  北回帰線とメコンの交点  059
   16 節  Zoom Out ( 2 )歴史 普?府誕生  063

3 章 六大茶山とその茶  069
   17 節 タイ族の「お茶浸≠ッ」  069
   18 節 茶を煮出す  073
   19 節 生活の中の老茶点描  078
   20 節 棕櫚で葺いた屋  082
   21 節 チャとタケの近い関係  085
   22 節 仲買いのDさん  090
   23 節 嫌な匂い  094
   24 節 六大茶山西路  098
   25 節 既視感(デジャヴ)  101
   26 節 「革登茶王樹」  104
   27 節 入り婿した四川人  108
   28 節 記録された最初の製法  111
   29 節 職人頭と昼食のおかず  115
   30 節 辺境の開発者・石塀人  122
   31 節 六大茶山一周ルポ  126
   32 節 ふたつの太陽£メ@ 129

4 章 普洱茶のなりたちを推理する  134
   33 節 竹筒茶の荒茶  134
   34 節 完全#ュ酵  139
   35 節 ふたつの系列の、ふたつの発酵茶  142
   36 節 一時代前の技法の復活  147
   37 節 「原山茶」商法  151
   38 節 ある家系の二百年  155
   39 節 六大茶山の民族分布  159
   40 節 ジノー・本人集団  162
   41 節 自称・他称  166

5 章 牛と舟で香港輸出  177
   42 節 七子餅茶をめぐる基本的数字  177
   43 節 元宝茶づくりにおける演出的要素  180
   44 節 中年夫婦だけで七子餅茶をつくる  188
   45 節 「農副産品」  192
   46 節 「牛?」  195
   47 節 秘密水路  199
   48 節 ハノイ商人  203
   49 節 産地問屋のブランド商売  206
   50 節 ライチョウ・ルート切断  210
   51 節  Zoom Out (三) かわりゆく雲南茶の勢力図  214
   52 節 倚邦街炎上  224
   53 節 ムスリム商会の買いしめ  227

6 章 寺のある村にて  239
A 隣人たちと布朗族  239
   54 節 「濮人種茶」  239
   55 節  Zoom Out (四)古茶山全貌  242
   56 節 隣人たち(一)湖南人 値段交渉  247
   57 節 隣人たち(一)湖南人 ネットワーク  251
   58 節 隣人たち(二)タイ族 母子連名制  254
   59 節 隣人たち(二)タイ族 「上新房」  257
   60 節 隣人たち(三)ハニ族 小地名ブランド  259
   61 節 隣人たち(三)ハニ族普?茶第一村=@ 247
   62 節 隣人たち(四)ラフ族 活発な分村  262
   63 節 隣人たち(四)ラフ族 水田とアヘン  266
   64 節 茶都・?海  272
   65 節 一九六四年の老曼峨  276
   66 節 雲南先住民・プーラン族  279
B 村の姿と村のおかれた状況  284
   67 節 老曼峨の景観  284
   68 節 洋館(一)ピロティ  289
   69 節 洋館(二) 「陽光房」  292
   70 節 「初制所」  294
   71 節 村の都市′v画  300

7 章  二〇一一年春茶  306
   72 節 春茶相場がでるまでのプロセス  306
   73 節 本番をむかえた春茶  329
   74 節 三元日は商談のとき  340
   75 節 六月茶¢濠  346
   76 節 雨安居入り  351

おわりに、と謝辞  357

用語解説  265
中国人名・茶荘名の中国式発音読み[( )内は日本語読み]  369