著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

渋谷謙次郎
Siegler Bernd

東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学大学院法学研究科助教授。専門はロシア法、比較法、多文化・多言語主義の法理論。論文:「母語と統計:旧ソ連・ロシアにおける『母語』調査の行方」、『ことばと社会』第10号(三元社、2007年)、「多言語社会における倫理的諸問題:いわゆる言語権をめぐって」、『神戸法学年報』第19号(2003年)など。(2007年10月現在)

 

[渋谷謙次郎の書籍一覧]

 

[単著]

欧州諸国の言語法
欧州統合と多言語主義

[編者]渋谷謙次郎

ヨーロッパの多言語主義はどこまできたか────
進行するEU統合のなかで、欧州各国は、自国の多言語・多文化状況に対応する環境・法整備をせまられてきた。欧州審議会および全欧安保協力機構で策定された言語的少数者関連の憲章・条約・勧告、ならびに主要14カ国における言語関連法規を解説とともに紹介し、ヨーロッパにおける多言語主義の現在を見る。

定価=本体 7,000円+税
2005年6月15日/A5判上製/499頁/ ISBN978-4-88303-129-0

 

[編著]

ことば/権力/差別
言語権からみた情報弱者の解放

[編著者]ましこ・ひでのり

少数者/情報弱者の言語権とはなにか────。
はなしことば/かきことばとしての現代標準日本語の支配的現状に疑問をもたない多数派日本人と、その社会的基盤に知識社会学的再検討をくわえる。自明性のもつ権力性・差別性に社会学/社会言語学から根源的な異議をつきつける注目すべき論集。

定価=本体 2,600円+税
2012年7月25日/A5判並製/264頁/ISBN978-4-88303-315-7

言語権の理論と実践

[編著者]渋谷謙次郎+小嶋勇

言語権は、多言語社会における共通の課題であるが、日本社会もまた例外ではない。本書は、従来の言語権論の精緻な分析を通して、裁判・移住者・子ども・ろう者などの視点から、研究者と法曹実務家が新たな言語権論を展開する。

定価=本体 2,600円+税
2007年10月31日/A5判上製/216頁/ISBN978-4-88303-211-2


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