スーラージュによるコンクのステンドグラスと絵画

近づきえない光の現前

[著者]クリスティアン・エック
[訳]松井裕美、木俣元一

「黒」の絵画で知られる現代美術家ピエール・スーラージュが、中世以来の巡礼地コンクの聖堂で試みた「白」のステンドグラス。精緻に計算された配置のリズムと透過光が生み出す豊かな色彩が共鳴し、聖堂は喜びにあふれた光で満たされる。
フランスを代表する中世美術史家である著者が40年にわたる画家との親交のなかで深めた画期的スーラージュ研究。

定価=本体 4,200円+税
2026年10月20日/A5判変形上製/192頁(オールカラー)/ISBN978-4-88303-641-7


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[目次]

日本語版への序 7

序文 13

第1章 コンク――不動のうちにふるえる空間 27
場の調和的均衡 27
素材の真実 32
力強さと歓喜 35
均整の音楽 43

第2章 変容したポリプティック 49
描くこと、それは再現というイリュージョンなのか、現前の真実なのか 49
時の流れ 60
ポリプティックとしてのステンドグラス――聖なる幾何学のリズム 64
ポリプティック――全体性における統合 78
絶え間なく生まれ変わる充実 104

第3章 闇のなかで不可視の光に到達する 119
詩的経験としての絵画 119
光の形而上学 127
身を投じること 138
予期せぬもの、偶然、生産的な無理解 143
神秘、影、夜 145
線と線のあいだに目を向けさせる 148
逆説の真実 152

訳者解説  松井裕美・木俣元一 159
訳者あとがき 170

註 1
訳者解説 註 9
参考文献一覧 11
図版クレジット 17
付録 建築用語解説 18