著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

菅野敦志
すがの・あつし

共立女子大学国際学部教授。博士(学術)早稲田大学。専門は台湾現代史、東アジア地域研究。主要業績に『台湾の国家と文化―「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』(勁草書房、2011年)、「一九四〇年〈東京オリンピック〉返上と日中米IOC委員のオリンピズム―王正廷とエイブリー・ブランデージを中心に」『インターカルチュラル』19号(日本国際文化学会、二〇二一年三月)、「満洲の台湾人選手―張星賢と柯子彰」高嶋航・佐々木浩雄編『満洲スポーツ史―帝国日本と東アジアスポーツ交流圏の形成』(青弓社、2024年)など。

 

[菅野敦志の書籍一覧]

日本統治期台湾野球史のアルケオロジー 台湾学研究叢書)

「国球」誕生前記

[著]謝仕淵
[訳]鳳気至純平
[解説]菅野敦志

プレミア12、台湾優勝の熱狂の裏にあったものは。
日本植民地帝国のスポーツとしての野球が、台湾でどのように普及したのか。内地日本と植民地台湾、即ち中央と周縁の関係の中で、甲子園で準優勝した嘉義農林の「三民族」協力論の形成過程、それがいかに説得力を持ち、どのように利用されたのか、またそこにはどのような矛盾を内包していたのか。植民地期台湾の野球史からスポーツが帝国統治の手段として作用するメカニズムが明らかになる。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 5,800円+税
2025年10月31日A5判並製/512頁/ISBN978-4-88303-618-9


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