著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

金石範
キム・ソクポム

1925年大阪生まれ。作家。1957年『鴉の死』を発表。以来、済州島4・3事件を主なテーマに作品を書きつづける。代表作『火山島』(全7巻、文藝春秋、1983〜97年。2015年、岩波オンデマンドブックスで復刊)で、大佛次郎賞、毎日芸術賞。他に『万徳幽霊奇譚』、『遺された記憶』、『海の底から、地の底から』、『満月』、『死者は地上に』、『過去からの行進』、『地底の太陽』、『満月の下の赤い海』『在日の思想』『ことばの呪縛』など、小説・評論多数。韓国版『火山島』(全訳)が刊行された2015年に済州4・3平和財団による第1回「済州4・3平和賞。2017年に第1回「李浩哲統一路文学賞」受賞。

 

[金石範の書籍一覧]

鬼門としての韓国行

『火山島』への道

[著]金石範

韓国という鬼門をくぐり、仰ぎみれば、 漢拏山が!
1948年、3万余人といわれる血塗られた犠牲をうんだ済州島「四・三事件」。民族解放・民衆抗争としての「四・三」復権と解放に生涯をささげ、大作『火山島』を書きあげた金石範。 42年ぶりの故国訪問から13回にわたる韓国紀行を読む。

[書評・紹介]
《図書新聞》2024年1月20日号、評者:呉世宗氏

定価=本体 5,000円+税
A5判並製/564頁/ISBN978-4-88303-576-2


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