鬼門としての韓国行

『火山島』への道

[著]金石範

韓国という鬼門をくぐり、仰ぎみれば、 漢拏山が!
1948年、3万余人といわれる血塗られた犠牲をうんだ済州島「四・三事件」。民族解放・民衆抗争としての「四・三」復権と解放に生涯をささげ、大作『火山島』を書きあげた金石範。 42年ぶりの故国訪問から13回にわたる韓国紀行を読む。

[書評・紹介]
《図書新聞》2024年1月20日号、評者:呉世宗氏

定価=本体 5,000円+税
A5判並製/564頁/ISBN978-4-88303-576-2


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[目次]

眩暈のなかの故国(『故国行』)
故国再訪、成らず / 再訪を拒まれて
故国への問い 親日について
再びの韓国、再びの済州島  『火山島』への道
かくも難しき韓国行
苦難の終りの韓国行
鬼門としての韓国行
敵のいない韓国行
自由な韓国行
私は見た、四・三虐殺の遺骸たちを
悲しみの自由の喜び
地の底から
終わりの韓国行
続・韓国行
続・続韓国行
夢の沈んだ底の『火山島』

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