著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

原克
はら・かつみ

1954年、長野県生まれ。 現在、早稲田大学教育学部教授。 専門は複合文化学、メディア論、サブカルチャー論。著書に『悪魔の発明と大衆操作』(集英社新書、2003)、『死体の解釈学』(廣済堂出版、2001)、『モノの都市論』(大修館書店、2000)、『書物の図像学』(三元社、1994)他。 共訳書にキットラー『ドラキュラの遺言』(産業図書、1998)。(2004年4月現在)

 

[原克の書籍一覧]

DJカルチャー
ポップカルチャーの思想史

[著者]ウルフ・ポーシャルト
[訳者]原克

マルクスとパブリックエネミーをリミックスして、ダルになったアドルノとディランをサンプリングすれば、ラブパレードも少しは信じていいかなって気になる。デジタル回路に心を奪われたキットラーを呼んで、グランドマスター・フラッシュに配線を頼み、ヘーゲルとベンヤミンをフィードバックさせて、あとはマッシヴ・アタックに任せておけば、レイブな思想になって、ねぼけた頭をシャッフルしてくれる。そしたら、「今、此処」にいるって感じられるんじゃないかな。「踊り、そして考えるために」 ――清野栄一/作家・DJ

定価=本体 2,200円+税
2004年4月20日/四六判並製/200頁/ISBN978-4-88303-137-5

 

時空のゲヴァルト
宗教改革からプロスポーツまでをメディアから読む

[著者]マンフレート・シュナイダー
[訳者]前田良三+原克+高木葉子

ルター×マクルーハン
スポーツヒーロー×エロス
ヴァグナー×ジーバーベルク
チャウシェスク裁判×王の処刑の伝統
ゴダール×エントロピー
携帯電話×情報ネットのパラノイア、……。
メディアという視点で結び合わせ切り裂く、注目の論者、初の邦訳論集。

定価=本体 3,000円+税
2001年9月25日/A5判並製/278頁/ISBN978-4-88303-081-1

キットラー 対話
ルフトブリュッケ広場

[著者]F・キットラーS・バンツ
[訳者]前田良三+原克

数学によって可能となったテクノロジーと、それを前提に出現した文化表現を、ルネサンスから現代のメディア・アートまでたどる。スイスのアーティスト、シュテファン・バンツを相手に新たな文化史の構想が展開される。

定価=本体 2,000円+税
1999年11月30日/A5版上製/112頁/ISBN978-4-88303-062-0

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