著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

アナトラ・グリジャナティ
古力加娜提・艾乃吐拉

1971年、中国・新疆・ウルムチ生まれ。1992年7月、新疆大学卒業。1992年9月〜2000年4月:新疆工学院(現在、新疆大学と合併)言語教育研究部講師。2000年4月来日。2003年4月〜2011年3月:北九州市立大学、佐賀県立佐賀商業高等学校非常勤講師。2010年3月、九州大学大学院人間環境研究院博士課程修了、同研究院外国人学術研究員を経て、2011年9月から現職。現在、中国新疆師範大学言語学院、准教授・博士(教育学)。新疆少数民族双語教育研究センター、研究員。専門:教育人類学。
著書:『中国留学会話百科――留学準備から帰国まで』(共著)駿河台出版社、2002年。論文:「教育現場における言語使用の変化とその民族的・社会的影響――新疆ウイグル自治区・ウルムチ市における双語教育を事例に」(『ことばと社会』2011年、13号)、「烏魯木?維吾尓族生活言語変化研究(ウルムチ市におけるウイグル族の生活言語の変化について)」(『新疆師範大学学報』2012年第33巻第2期)、「論喀什地区城市化進程対社会文化的影響(カシュガルにおける都市化とその社会的文化へ与えた影響について)」(『新疆師範大学学報』2013年第34巻第5期)、「中国少数民族地域における都市化と社会変動――新疆ウイグル自治区カシュガル市の事例を中心に」(『アジア太平洋レビュー』2014年、第11号) (2015年12月現在)

 

[アナトラ・グリジャナティの書籍一覧]

中国の少数民族教育政策とその実態
新疆ウイグル自治区における双語教育

[著者]アナトラ・グリジャナティ

改革開放後、新疆ウイグル自治区にも大量の漢族が移住し、経済的にも漢語の需要が高まり、ウイルグル社会は大きな変容を迫られている。そうしたなか、双語教育(漢語と民族語)は、科目としての漢語教育から教授用言語の漢語化へと進んでいるが、さまざまな問題が起きている。その実態を、双語教育の歴史的展開をあとづけつつ、学校教育、家庭、社会生活などから明らかにし、多言語・多文化共生社会をめざす、民族教育のあり方を展望する。

定価=本体 3,000円+税
2015年12月28日
A5判上製/232頁/ISBN978-4-88303-396-6


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