ルーブリックで変わる美術鑑賞学習

[編著]新関伸也松岡宏明

子供たちの、生き方につながる、授業づくり。
子供たちと美術作品が出会い、ひとりひとりに物語が生まれる。作品が自分を変えることを知り、自分の物語が友達を変えることを知る。そしていつの日か、その小さな出来事が、「世界」へのかかわりに作用する。――そんな能動的で広がりのある図工や美術の時間を実現するために、「鑑賞学習ルーブリック」という〈地図〉をつくりました。美術鑑賞教育の本質を探究し、指導を深めていくための、新しいアプローチ。

[書評・紹介]
『美術教育』No.305(2021年3月、日本美術教育学会学会誌)、評者:柳沼宏寿氏
『教育美術』2021年4月号(公益財団法人 教育美術振興会)、評者:奥村高明氏
《美術新聞》1188号(2021年4月5日、美術新聞社/萱原書房)
《図書新聞》2021年5月29日号
『美術科教育学会通信』No.107(2021年6月20日)、「書評」、評者:清田哲男氏
《日本教育新聞》2021年9月20日、書評欄、評者:都筑学氏

定価=本体 2,000円+税
2020年12月15日B5判並製/128頁/ISBN978-4-88303-518-2


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[目次]

執筆者紹介PDF

はじめに  4

T 「鑑賞学習ルーブリック」を知る
  1 「鑑賞学習ルーブリック」で変わる図工・美術  10
  2 「鑑賞学習ルーブリック」とは  20
  3 学習指導要領とのかかわり  34

U 「鑑賞学習ルーブリック」を使う
  4 「鑑賞学習ルーブリック」を活用した授業づくり  46
  5 「鑑賞学習ルーブリック」を活用した学習指導モデル  51
  6 鑑賞学習指導における発問  84

V 「鑑賞学習ルーブリック」で変わる
  7 「鑑賞学習ルーブリック」の活用事例  98
   授業実践「何が描かれているのかな?」より
  8 鑑賞学習の学びの広がりと深まり  110
   国語科・芸術科書道の実践から

  コラム「鑑賞会」あるある  32
     台湾の美術教育  40
     大学生の鑑賞授業体験から  95
     幼児の遊びと鑑賞  109
     「なりきる」鑑賞とリアリティ  120

おわりに  124