シリーズ「知のまなざし」
日本語学のまなざし

[著者]安田敏朗

日本語への問い──
なぜ、「ことば」へ過度の期待が持ちこまれるのか。なぜ、言語・民族・文化を不可分なものと、とらえてしまうのか。「日本言語学」のために。

【電子書籍版もあります】

定価=本体 1,600円+税
2012年6月20日
/B6判並製/164頁/ISBN978-4-88303-314-0


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[目次]

  はじめに 1

1章 日本語学の「まなざし」 7
  まなざし�@ ことばへの過度の期待 8
     国語科と日本語学 8
     国民をつくる国語教育 12
     国語の「美しさ」――敬語と女性語 18
     ことばと文化/経済/権力 24
  まなざし�A 「日本語」としてくくらないこと 27
     「日本語」の定義 27
     民族と言語と 29
     日本人の常識? 31
     仮想される言語 34
     言語の線引き 37
     標準語と方言と 38
     私の定義 42
  まなざし�B 「正しさ」は存在しない 46
     「正しさ」は相対的なもの、なのか 46
     辞書と「正しさ」と 48
     規範と基準のあいだ 57
  まなざし�C 時代状況との距離 59
     時代と学問 59
     時局と学問は切断できるのか 62

2章 日本語学の「知のわくぐみ」 67
  わくぐみ�@ 「ことばとは何か」を問うこと 68
     比較言語学のあり方への反省 68
     新村出の場合 71
     山田孝雄の場合 73
  わくぐみ�A 「日本の言語学」を考えること 78
     亀井孝「日本言語学のために」 78
     時枝誠記『国語学原論』 84
     時枝誠記の陥穽 92
     「ことばとは何か」を求めること 96
  わくぐみ�B 日本語学の系譜を追うこと 100
     一九三〇年代という時代 100
     佐久間鼎と日本語学 101
     日本語の健康化へ――国家総動員のなかの日本語 104
     佐久間鼎の継承――日本語学の現在 108
     主語は不要か――意味の過剰 111
     「自然な日本語」とは何か 117
  わくぐみ�C 現在から過去を直視すること 119

3章 日本語学の「知の回路」 121
  回路�@ 日本言語学のために 122
  回路�A 国民国家論・帝国論 126
     『想像の共同体』と言語 126
     『「国語」という思想』と『日本語が亡びるとき』 128
     「国語」に思想はあるか――制度としての「国語」 130
     国民国家と言語 132
     帝国史のなかの日本語 134
  回路�B 多言語社会論 136
     日本の多言語社会論 136
     移民国家論の排他性 139
     多言語社会と変化する日本語 143
  回路�C 表記論 147

4章 ガイドなのか判然としないブックガイド 153

  あとがき 160


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