著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

アンドレ・ヴェックマン
Andre Weckmann

1924年、フランス領アルザスのシュタインブルクで生まれる。1944年、東部戦線で重傷を負ったあと、ドイツ国防軍から脱走する。第二次大戦後、ストラスブール大学でドイツ文学を学ぶ。アルザスの文化自主管理運動の先頭に立つ行動的な詩人であると同時に、アルザスを代表する現代作家。1976年、ヘーベル賞受賞。1978年、G・ホルドリット賞受賞。1978年、バーデン・ヴュルテンベルク州の文化功労賞受賞。1979年、スウェーデンのメレ文学賞受賞。1986年、バーゼル市(スイス)のヤーコプ・ブルクハルト賞受賞。アルザス語で書かれた著書に『我らアルザス人に陽はいつまで輝く』『チチンプイプイ』『異教の神々』『アルザスの礼拝』 。フランス語で書かれた作品に『ファストフの夜』『アルフォンス・またはアルザス教育』 。標準ドイツ語で書かれた作品に『骰子のように』(翻訳:宇京早苗、三元社) 、『ベルリンからの六通の手紙』『ソラニヤ物語』『反叙事詩』『ヴュールへの旅』『極限状況』『オディールあるいは魔法の三角』など。

 

[アンドレ・ヴェックマンの書籍一覧]

骰子のように
アルザス年代記

[著者]アンドレ・ヴェックマン 
[訳者]右京早苗

独仏のはざまで骰子のように振り転がされるアルザス。ヨーロッパ・マイノリティーの「悲劇」とその復権への闘いを描きだす。アルザス人一人一人の心に刻み込まれた歴史をアルザス人みずからが描く本当のアルザスの年代記。

定価=本体 2,427円+税
1994年3月25日/四六判並製/400頁/ISBN978-4-88303-021-7




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