著訳者紹介


*データは原則として刊行時のものです*

 

ホルスト・ブレデカンプ
Horst Bredekamp

1974年にマールブルク大学で博士号を取得、同年、フランクフルト・アム・マインのリッビッヒハウスで2年間博物館勤務。1976年ハンブルク大学美術史研究室助手を経て、1982年ハンブルク大学美術史の教授。 Bildersturme, mitteleheinische Skulptur der Spatgotik, Kleinbronzen der Renaissance, Naturauffassung in der fruhen Moderne, Bomarzo, Geschichte der Kunstgeschichte der Kunstkammern, Geschichte der Kunstgeschichte im neunzehnten Jahrhundert, 『古代憧憬と機会信仰』(藤代幸一・津山拓也訳、法政大学出版局)

 

ホルスト・ブレデカンプの書籍一覧]

作品とコンテクスト
ボッティチェリ《プリマヴェーラ》
ヴィーナスの園としてのフィレンツェ

[著者]ホルスト・ブレデカンプ
[訳者]中江彬

メディチ家内の闘争の内奥で夢想された
楽園の調和、そして断絶


優美な調和に満ちた楽園を思わせる《プリマヴェーラ》。しかし詳細に画面を探査していくにつれ、人物相互や空間表現に潜む驚くべき断絶に気づく。それは何故生じているのか? 新資料を駆使し、旧説を覆しつつ、本書が解明するのは、“楽園”フィレンツェの覇権をめぐる、メディチ家の直系と傍系との政治的・文化的闘争である。

定価=本体 2,200円+税
2002年11月20日四六判並製/158頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-103-0


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