ニーチェ 知のゆくえ

一  知への問い

[著]仲井幹也

著者の哲学への入口にはニーチェがあり、哲学について考えるときの中心にあるのも、またニーチェである。
なにゆえに、ニーチェは、古代ギリシャの哲学者プラトンに対して批判的なのか。著者は、善のイデアによる「普遍的な知」を語るプラトンに対するニーチェの誤った捉え方の淵源を、プロティノス/アウグスティヌスによって生まれた「歴史的知の断裂」に見る。『ニーチェ 知のゆくえ』三巻本の第一書。

定価=本体 1,600円+税
四六判並製/164頁/ISBN978-4-88303-571-7


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