ことばと社会 13号
特集:学校教育における少数派言語

[編]『ことばと社会』編集委員会

 

定価=本体 2,300円+税
2011年10月25日
A5判並製/296頁/ISBN978-4-88303-296-9


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[目次]

特集:学校教育における少数派言語

 〈序論〉学校教育における少数派言語への視座/渡邊 日日+木村 護郎クリストフ 4
 ハワイ先住民族の言語・文化教育システム構築過程
     ──「先住民族教育権」の回復と言語編制の変化/岡崎 享恭 30
 ハワイ語イマージョン校における言語教育
     ──ケクラオナーヴァヒーオカラニオープウ校のケース/大原 由美子 60
 マイノリティ言語話者にとって「複言語」教育とは何か
     ──スペイン・ガリシア自治州で進む言語教育改革が抱える問題点を探る/柿原 武史 81
 地域語と学校──ベルギーのある自治体における新しい試みから/石部 尚登 103
 教育現場における言語使用の変化とその民族的・社会的影響
     ──新疆ウイグル自治区・ウルムチ市における双語教育を事例に/アナトラ・グリジャナティ 126
 1930年代中葉の沖縄における標準語教育・励行政策とその実態/近藤 健一郎 148
 日本の中華学校における母語教育の今日的意義/杉村 美紀 172

寄稿論文
  カタルーニャ人の言語──カタルーニャ語とその他の言語/M.カルマ・ジュニェン+塚原 信行 190

投稿論文
  キルギス語の正書法改革の展開──ロシア語的要素の扱いをめぐって/小田桐 奈美 199

書評
  Yasuko KANNO, Language and Education in Japan: Unequal Access to Bilingualism
     [評者]パトリック・ハインリッヒ 224
 Masao KASHINAGA (ed.), Written Cultures in Mainland Southeast Asia
     [評者]大泉 さやか 230
 亀井伸孝『手話の世界を訪ねよう』
     [評者]森 壮也 237

連載報告●多言語社会ニッポン
  アイヌ語 F
     アイヌ語研究史から見たアイヌ語教室/田村 雅史 245
 琉球弧の言語 K
     我がそーるうちなーぐちぬ仕事〔私が携わるうちなーぐちの仕事〕/比嘉 光龍 253
 移民の言語 @
     エスニック・メディアからみた「多言語社会ニッポン」/中野 克彦 268
 手話 D
     バイリンガルろう学校、明晴学園の教育/岡 典栄 275

近刊短評 283
Mokuzi(Contents) 290
執筆者紹介 293


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