詩集 リラ
立原道造によせて

[著者]藤田博

立原道造の詩は風通しが良い。私が引かれるのはこの一点です。折々に、様々な言葉のひびきで、もてなされてきました。私も、折々に書きとめたソネットで、彼に御礼を述べたいと思います……。

定価=本体 2,000円+税
2010年10月10日/四六判並製/144頁/ISBN978-4-88303-273-0


イメージを拡大

[目次]

黄金の杭
黄金の杭 8
春の棚 10
空と房 12
白樺 14
3月 16
* 18
道造のポプラ 20
挽歌T 22
挽歌U 24
こえ 26

かぜはあまれ
ついおく 30
ほほえみはみちて 32
きょぜつ 34
かぜはあまれ 36
みちるいのちへ 38
おとはひとしく 40
だいけんちく 42
こまやかにほとりは 44
つらぬかれたもの 46
よたびのめぐりを 48
ちゅうくうは 50
わすれはてられたものを 52
ねむりによせて 54
いやされて 56
たしかさのために 58
リラ 60

ノート
悲歌 64
リズムとメロディ 66
細い笛 68
楽の音 70
こえ 74
距離 76
ほろび 78

アダジオ
アダジオT 90
アダジオU 94
アダジオV 96

鳥たちのように
私のかろやかさのために 100
涙に寄せて 102
黄金に縁取られて 104
貧しさの境 106
木の実に寄せて 108
建築に 110
高窓のように 112
蜜の配分 114
ほほえみに 116
おまえの言葉は 118
広場に寄せて 120
踊り場に囚われ 122
眠りではない眠りに 124
バルコンに寄せて 126
追憶は 128
鳥たちのように 130
午前に寄せて 132
石柱の歌 134
午後に寄せて 136
おまえに寄せて 138

あとがき 141


HOME