作品とコンテクスト
レンブラント《聖家族》
描かれたカーテンの内と外

[著者]ヴォルフガング・ケンプ
[訳者]加藤哲弘

レンブラントは、なぜ、絵の前にカーテンを描いたのか!?

幼児キリストを抱くマリア、まきを割るヨセフ。団欒の情景の手前に、だまし絵のように描かれるカーテンとは? 17世紀オランダにおける絵の機能と絵が置かれていた状況からその意味をさぐる。受容美学の視点から新しい美術史を拓く。

定価=本体 2,000円+税
2003年11月25日四六判並製/144頁+カラー折込図版/ISBN978-4-88303-130-6

※本書は、1992年に小社から刊行された同書のカバーデザインを新しくしたものです。


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[目次]
第1章 聖なるものの冒涜 5
第2章 聖家族 13
第3章 絵のまえのカーテン 31
第4章 描かれたカーテン 45
第5章 至芸・コレクションが絵に求めたもの 53
第6章 絵の外側と内側 7章:カーテンの宗教的意味 71
第7章 カーテンの宗教的意味 85

訳者解説 W・ケンプと絵画の受容美学 115
注 128
主要文献 134
レンブラントの生涯に関する年表 137
ドイツおよび欧米各地の美術館でみることのできるレンブラントの主要作品 139
掲載図版出典一覧 141

(表題作品のカラー折込図版を巻末に収録)


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